新潟市中央区の液状化リスクを解説
新潟市中央区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに中央区にお住まいの方にとって、液状化リスクの確認は非常に重要です。
液状化とは、地震の揺れによって地盤が液体のようになり、建物が傾いたり沈んだりする現象です。
中央区は新潟市の中心部で利便性が高い一方、実は液状化リスクが4区の中で最も高いエリアです。
この記事では、新潟市中央区の液状化リスクをデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

液状化とは?【簡単に解説】
液状化は、地震によって砂地盤が液体のようになる現象です。
地下水を多く含む砂地盤が、地震の揺れで砂と水が分離し、地盤が支える力を失います。
その結果、以下のような被害が発生します。
- 建物が傾く・沈む
- マンホールや電柱が浮き上がる
- 地面から砂が噴き出す(噴砂)
- 道路が波打つ・陥没する
2024年1月1日の能登半島地震では、新潟市西区で1.1万件以上の液状化被害が発生しました。
中央区でも液状化リスクが高い地域があり、事前の確認が大切です。
中央区の液状化リスクの特徴【データで見る】
新潟市中央区の液状化リスクをデータで見てみましょう。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 対象町名数 | 211町名 |
| 液状化スコア平均 | 4.36 |
| スコア5(最高リスク) | 107町名(50.7%) |
| スコア4以上の割合 | 86.7% |
| 海抜マイナスで高リスク | 55町名 |
中央区はスコア5が50.7%と、新潟市4区の中で最も液状化リスクが高いエリアです。
特に信濃川沿いや海抜がマイナスの地域に、高リスクエリアが集中しています。
平均スコア4.36は、東区(4.29)や江南区(3.99)よりも高い数値です。
液状化リスクが高い地域 TOP5
中央区で特に液状化リスクが高い地域をご紹介します。
| 町名 | 液状化スコア | 海抜 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 赤坂町 | 5 | -0.4m | 海抜マイナス |
| 明石 | 5 | -0.2m | 海抜マイナス |
| 曙町 | 5 | -0.6m | 海抜マイナス |
| 祝町 | 5 | -0.9m | 海抜マイナス |
| 浮洲町 | 5 | -0.8m | 海抜マイナス |
これらの地域はすべてスコア5で、海抜がマイナスです。
地下水位が高く、砂地盤が多いため、地震時に液状化が発生しやすい条件が揃っています。
中央区では55町名が海抜マイナス+スコア4以上の高リスクエリアです。
液状化リスクが低い地域 TOP5
一方で、中央区にも液状化リスクが低い安全なエリアがあります。
| 町名 | 液状化スコア | 海抜 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 海辺町 | 1 | 2.6m | 中央区で最も安全 |
| 嘉木 | 2 | -0.4m | 比較的安全 |
| 山田町 | 2 | -0.6m | 比較的安全 |
| 汐見台 | 3 | 11.2m | 海抜が高い |
| 窪田町 | 3 | 4.6m | 高台エリア |
海辺町はスコア1で、中央区で唯一の最低リスクエリアです。
汐見台は海抜11.2mと高く、液状化リスクも低い安全な地域です。
窪田町も海抜4.6mあり、比較的安全なエリアと言えます。
2024年能登半島地震での中央区
2024年1月1日の能登半島地震では、新潟市でも液状化被害が発生しました。
特に西区では1.1万件以上の大規模な液状化被害がありましたが、中央区では被害は限定的でした。
中央区で被害が少なかった理由は、以下が考えられます。
- 都市部で地盤改良が進んでいるエリアが多い
- ビルや鉄筋コンクリート造の建物が多い
- 西区ほど砂地盤の広いエリアが少ない
ただし、今回被害が少なかったからといって、今後も安全とは限りません。
中央区は液状化リスクが高いエリアが多いため、事前の対策が重要です。
液状化に強い地盤の見分け方
液状化リスクが低い地盤を見分けるポイントをご紹介します。
①海抜が高いエリアを選ぶ
海抜2m以上のエリアは、地下水位が低く液状化リスクが下がります。
中央区では汐見台(11.2m)や窪田町(4.6m)などが該当します。
②液状化スコア3以下を目安に
スコア4以上は要注意、スコア3以下なら比較的安全です。
住まハザで自宅の町名を検索し、スコアを確認しましょう。
③古い地図で元々の地形を確認
昔は川や池だった場所は、埋め立て地で液状化リスクが高い傾向があります。
国土地理院の古地図や地形図で、元の地形を確認するのも有効です。
④地名に水に関する漢字がないか確認
「沼」「池」「川」「潟」「浦」などの地名は、元々水があった場所の可能性があります。
今住んでいる人・賃貸の方向け対策
すでに中央区に住んでいる方や、賃貸にお住まいの方も、液状化対策ができます。
賃貸でもできる対策
□家具を固定する(突っ張り棒、耐震マットなど)
□避難経路を複数確認しておく
□非常用持ち出し袋を玄関近くに置く
□地震保険・家財保険に加入する
□近隣の避難所を家族で確認する
持ち家の方向け対策
□地震保険に加入する(液状化も補償対象)
□地盤改良工事を検討する
□建物の耐震診断を受ける
□基礎の状態を定期的にチェックする
□ハザードマップを家族で共有する
液状化は地震が起きてからでは対策できません。
事前の備えと、リスクを理解した上での生活が大切です。
まとめ:中央区は利便性が高いが液状化リスクも高い
新潟市中央区は、新潟駅周辺の利便性が高く、暮らしやすいエリアです。
しかし、液状化リスクに関しては4区の中で最も高く、スコア5が50.7%を占めています。
特に信濃川沿いや海抜マイナスの地域は、液状化リスクが高いため注意が必要です。
一方で、海辺町(スコア1)や汐見台(海抜11.2m)など、安全なエリアも存在します。
すでに住んでいる方は、家具の固定や地震保険への加入など、できる対策から始めましょう。
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