赤ちゃんがいる家庭の防災準備|新潟市で備えるミルク・おむつ備蓄

更新日:2026.03.02

赤ちゃんがいるご家庭にとって、防災準備は特に悩ましいものですよね。

 

「ミルクはどのくらい備蓄すればいい?」「おむつは何枚必要?」

 

大人だけの備えとは違う、赤ちゃん特有の準備が必要になります。

 

東日本大震災で生後11ヶ月の赤ちゃんと被災した方は、こう振り返っています。

 

「水でしかミルクをあげられなかった。いつも飲んでいる温かさと違うから、赤ちゃんは泣くんですよね。罪悪感と後悔でいっぱいでした

 

この記事では、そんな後悔をしないための具体的な準備と、被災者の体験談をお伝えします。

 

この記事でわかること
・赤ちゃん用防災バッグに入れるべきもの
・液体ミルクの備蓄方法と注意点
・避難所でのミルク・おむつ事情(実態)
・避難所での授乳・おむつ替えの工夫
・新潟市の乳幼児支援情報

 

「避難所にミルクがある」は期待しすぎ

 

まず知っておいてほしい厳しい現実があります。

 

調査によると、避難所に粉ミルクとお湯を備蓄している市町村は約6割

 

つまり、4割の避難所にはミルクの備蓄がないということです。

 

紙おむつ(小児用)を備蓄している自治体は307、離乳食に至ってはわずか63自治体のみ。

 

新潟県中越地震を経験した方は、こう語っています。

 

「乳児のミルク用水、カセットコンロ、離乳食のレトルト食品等は、自分で用意しておくほうがよい。避難所ではとても休めず、車中泊をした」

 

また、別の方は「避難所に行かなければならなくなった場合、離乳食を手に入れるのは難しいと思う」と証言しています。

 

赤ちゃんの命を守るためには、自分で備蓄することが大前提なのです。

 

赤ちゃん用防災バッグに入れるもの

 

普段のお出かけ用バッグとは別に、防災専用のバッグを準備しておきましょう。

 

必ず入れておきたいものは以下の通りです。

 

【ミルク関連】

  • 液体ミルク(3日分以上、できれば1週間分)
  • 粉ミルク(スティックタイプが便利)
  • 哺乳瓶(2〜3本)
  • 使い捨て哺乳瓶
  • 哺乳瓶用の消毒グッズ

 

【おむつ・衛生用品】

  • おむつ(1日8〜10枚×3日分以上)
  • おしりふき(多めに)
  • 使い捨ておむつ替えシート
  • 防臭袋(使用済みおむつ用)

 

【その他必需品】

  • 着替え(2〜3組)
  • 離乳食(月齢に合わせて)
  • スプーン・食器
  • 抱っこひも
  • 授乳ケープ
  • 母子手帳のコピー
  • 保険証のコピー
  • 常備薬

 

赤ちゃんの成長は早いので、月に1回は中身を見直すことが大切ですよ。

 

特におむつのサイズ、離乳食の月齢対応は要チェックです。

 

液体ミルクの備蓄が命を救う

 

液体ミルクは、水やお湯がなくてもそのまま飲ませられる優れものです。

 

常温保存ができ、開封してすぐに使えるため、災害時には本当に助かります。

 

東日本大震災で「水でしかミルクをあげられなかった」という体験談を思い出してください。

 

液体ミルクがあれば、そんな後悔をしなくて済みます。

 

備蓄のポイントは「ローリングストック」という方法。

 

普段から液体ミルクを使い、使った分を買い足すことで、常に新しいものを備蓄できます。

 

賞味期限は半年〜1年程度のものが多いので、定期的なチェックを忘れずに。

 

母乳育児の方も、いざという時のために液体ミルクを数本備えておくと安心ですね。

 

災害時の緊張や疲れから、母乳が出づらくなるケースも報告されています。

 

「普段は母乳だから大丈夫」と思わず、万が一の備えをしておきましょう。

 

おむつは「届くまで時間がかかる」

 

被災地への支援物資の中でも、おむつや衛生用品は届くまでに時間がかかることがあります。

 

最大で1週間分程度のおむつは災害用としてストックしておくことをおすすめします。

 

1日8〜10枚として、7日分で約60〜70枚。

 

多いように感じるかもしれませんが、普段使いの延長でローリングストックすれば負担になりません。

 

また、使用済みおむつを入れる防臭袋も重要です。

 

避難所では、周囲への配慮として臭い対策は必須。

 

100円ショップでも購入できるので、多めにストックしておきましょう。

 

避難所での授乳・おむつ替えスペース

 

避難所では、授乳やおむつ替えのスペースが確保されているとは限りません。

 

調査によると、授乳スペースを備えている避難所は約7割にとどまっています。

 

また、被災者からは「一般仮設トイレは妊婦、子連れにはきびしかった」という声も上がっています。

 

授乳ケープは必ず防災バッグに入れておきましょう。

 

大きめの布やバスタオルがあれば、簡易的な目隠しとして使えます。

 

おむつ替え用には、使い捨てのおむつ替えシートがあると衛生的です。

 

中越地震の体験者は「避難所ではとても休めず、車中泊をした」と語っています。

 

赤ちゃんが泣くと周囲に気を使い、逆にストレスが溜まることも。

 

車中泊も選択肢に入れて、車内にもおむつやミルクを少量備蓄しておくと安心ですね。

 

ただし、車中泊はエコノミー症候群のリスクがあるため、こまめに体を動かすことを忘れずに。

 

新潟市の乳幼児支援情報

 

新潟市では、災害時に乳幼児や妊婦を優先的に受け入れる「福祉避難所」が設置される場合があります。

 

一般の避難所での生活が困難な場合、福祉避難所への移動を申し出ることができます。

 

ただし、最初から福祉避難所に直接行くことはできません。

 

まず一般の避難所に行き、そこで福祉避難所が必要と判断された場合に移動する流れになります。

 

また、新潟県の防災アプリ「新潟県防災ナビ」では、最寄りの避難所情報を確認できます。

 

事前にダウンロードして、お住まいの地域の避難所をチェックしておきましょう。

 

アレルギー対応も忘れずに
アレルギーのある赤ちゃんは、対応したミルクや離乳食を多めに備蓄しておきましょう。避難所では特定のアレルギー対応食品が手に入らない可能性が高いです。かかりつけ医に相談して、アレルギー対応の非常食をリストアップしておくと安心です。

 

まとめ
・避難所にミルクがあるとは限らない(備蓄6割)
・赤ちゃん専用の防災バッグを準備する
・液体ミルクはローリングストックで備蓄
・母乳育児でも液体ミルクの備えを
・おむつは届くまで時間がかかる(1週間分備蓄)
・授乳ケープと防臭袋は必須アイテム
・福祉避難所の存在を知っておこう

 

住まハザでは、新潟市各区の災害リスクを無料で検索できます。

 

赤ちゃんを守るために、お住まいの地域のリスクを事前に把握しておきましょう。

 

避難ルートの確認にもぜひご活用ください。

 

「あの時、備えておけばよかった」と後悔しないために、今日から準備を始めましょう。