引っ越し先を決める前に! ハザードマップで絶対チェックすべき3項目

「駅から近いし、家賃も予算内。ここに決めよう!」
ちょっと待ってください。
その物件、ハザードマップは確認しましたか?
引っ越し先を決めるとき、多くの人は家賃・間取り・駅からの距離を重視します。
でも、災害リスクをチェックしている人は意外と少ないのが現実です。
賃貸でも、一度引っ越したら数年は住む場所。
その数年の間に災害が起きたら、家財を失ったり、避難生活を強いられることになります。
この記事では、引っ越し先を決める前にハザードマップで絶対チェックすべき3つの項目を解説します。
・引っ越し前に確認すべき3つの災害リスク
・賃貸でもハザードマップを見るべき理由
・5分でできるハザードマップの確認方法
・リスクがあるエリアでも住む場合の対策
なぜ引っ越し前にハザードマップを見るべきなのか
「どうせ賃貸だし、何かあったら引っ越せばいい」
そう思っていませんか?
実は、賃貸だからこそハザードマップを確認すべき理由があります。
家財は自分で守るしかない
賃貸物件で災害が起きた場合、建物の修繕は大家さんの責任です。
でも、あなたの家具・家電・衣類などの家財は補償されません。
床上浸水で冷蔵庫や洗濯機がダメになったら、数十万円の出費。
火災保険に入っていても、水害は補償対象外のプランも多いです。
被災後の引っ越しは想像以上に大変
「災害が起きたら引っ越せばいい」と言いますが、被災後の引っ越しは簡単ではありません。
・同じエリアで被災者が多いと、引っ越し業者が予約できない
・避難生活中は物件探しに行く時間がない
・仕事を続けながら家探し・引っ越し準備は過酷
・浸水被害を受けた家財の処分にも手間とお金がかかる
引っ越し前に5分だけハザードマップを見れば、こうしたリスクを事前に把握できます。
チェック項目①|洪水リスク
最初に確認すべきは「洪水リスク」です。
川の近くは要注意
洪水ハザードマップは、河川が氾濫した場合の浸水想定を示しています。
新潟市の場合、信濃川や阿賀野川などの大きな河川が市内を流れています。
これらの川の近くでは、氾濫時に浸水するリスクがあります。
・物件から最寄りの川までの距離
・浸水深の想定(何メートル浸水するか)
・浸水継続時間(水が引くまでの時間)
・避難所までのルートが浸水区域を通らないか
1階はリスクが高い
同じ建物でも、住む階によってリスクは変わります。
浸水深が1m未満の想定なら、2階以上に住めば床上浸水は避けられます。
1階の物件を検討している場合は、特に注意が必要です。
チェック項目②|内水氾濫リスク
洪水とは別に確認すべきなのが「内水氾濫」です。
内水氾濫とは
内水氾濫とは、大雨で下水道の排水能力を超えて、マンホールや側溝から水があふれる現象です。
河川から離れた場所でも起きるのが特徴。
ゲリラ豪雨が増えている近年、内水氾濫の被害は全国で増えています。
・周囲より低い土地(窪地)
・アンダーパス(道路が線路の下をくぐる場所)
・古い下水道設備のエリア
・舗装が多く土が少ない市街地
現地で確認できるサイン
内水氾濫リスクは、現地を歩くことでもある程度わかります。
物件の周囲を歩いて、こんな場所がないかチェックしましょう。
・道路が周囲より低くなっている場所
・雨の日に水たまりができやすい場所
・排水溝にゴミがたまっている場所
内見の日が雨だったら、むしろチャンス。
実際に水はけを確認できます。
チェック項目③|液状化リスク
3つ目は「液状化リスク」です。
賃貸でも液状化は他人事じゃない
「液状化って、家を買う人が気にすることでしょ?」
いいえ、賃貸でも無関係ではありません。
2024年1月の能登半島地震では、新潟市西区を中心に液状化被害が発生しました。
アパートやマンションが傾いたり、駐車場が陥没したケースもあります。
建物が傾けば住み続けることは難しく、突然の退去を迫られることになります。
・埋立地や干拓地
・昔、川・沼・水田だった場所
・海岸沿いの砂地
・地下水位が高いエリア
液状化マップの見方
液状化ハザードマップは、多くの自治体で公開されています。
「〇〇市 液状化 ハザードマップ」で検索すると見つかります。
ただし、液状化マップは250mメッシュなど大まかな範囲で表示されていることが多いです。
「危険度が高い」とされるエリア内でも、ピンポイントで安全な場所はあります。
心配な場合は、不動産会社に「この物件の地盤調査結果はありますか?」と聞いてみましょう。
5分でできるハザードマップ確認法
「忙しいから、そんなに時間かけられない」
大丈夫です。5分あれば基本的なチェックはできます。
STEP1(2分)
ハザードマップポータルサイトにアクセス
→「重ねるハザードマップ」で物件住所を検索
→洪水・土砂災害・津波のリスクを一括確認
STEP2(2分)
「〇〇市 液状化 ハザードマップ」で検索
→物件エリアの液状化リスクを確認
STEP3(1分)
最寄りの避難所を確認
→物件から徒歩何分か把握
物件の内見予約をする前に、この5分チェックをするだけでリスクの高い物件を避けられます。
リスクがあるエリアでも住みたい場合
「便利な場所だから、多少のリスクは許容したい」
そういう判断もアリです。
リスクを知った上で住むなら、事前に対策を取っておきましょう。
浸水リスクがある場合の対策
・可能なら2階以上の部屋を選ぶ
・1階の場合は、大切なものを高い場所に収納
・火災保険の水害補償を確認・追加
・避難経路を事前に確認しておく
・非常用持ち出し袋を準備
液状化リスクがある場合の対策
・建物の構造を確認(鉄筋コンクリート造は比較的安心)
・駐車場の地盤状況を確認
・地震保険の加入を検討
・家具の転倒防止対策をしっかり行う
まとめ|引っ越し前の5分が、数年間の安心につながる
引っ越し先を決めるとき、家賃や立地だけでなく災害リスクも確認しましょう。
1. 洪水リスク:川からの距離、浸水深を確認
2. 内水氾濫リスク:周囲より低い土地、排水状況を確認
3. 液状化リスク:埋立地・旧河道でないか確認
賃貸だからといって、災害リスクを軽視するのは危険です。
一度引っ越したら数年は住む場所だからこそ、事前のチェックが大切。
物件探しを始める前に、まずハザードマップを開いてみてください。
その5分が、これから数年間の安心につながります。
住まハザでは、新潟市の各エリアの災害リスクを詳しく解説しています。
住所を入力するだけで、洪水・液状化・津波などのリスクを簡単に確認できます。
引っ越し先を検討する際は、ぜひご活用ください。