新潟市で子育てするなら?災害リスクと子育て環境で選ぶエリア比較

更新日:2026.02.07

子育てエリア選び、災害リスク見てますか?

新潟市で子育てするなら、どのエリアに住むのがいいんだろう?学区、保育園、公園、スーパー、病院…チェックポイントはたくさんありますよね。でも「災害リスク」は確認していますか?

 

2024年の能登半島地震では、新潟市西区で液状化被害が発生しました。子育て世代に人気のエリアだっただけに、衝撃を受けた方も多いはず。「住みやすさ」と「災害リスク」、両方を見て選ぶことが大切です。

 

この記事では、新潟市8区それぞれの子育て環境と災害リスクを比較してみます。

 

新潟市の子育て環境|全国トップクラスの支援体制

まず、新潟市全体の子育て環境について確認しておきましょう。

 

新潟県は地域子育て支援拠点数が全国1位。新潟市内にも子育て支援センターが各区に複数あり、どなたでも利用できます。保育所も多く、待機児童はほぼゼロ。共働き世帯にとっては心強い環境です。

 

また、新潟県は通勤時間が短い(片道平均25分・全国17位)というデータもあります。通勤時間が短い分、子どもと過ごす時間を増やせるのは大きなメリットですよね。

 

新潟県の小学生は、全国学力テストでも上位をキープ。身長も男女ともトップクラス。のびのびと育つ環境が整っているようです。

 

【中央区】利便性◎ だが津波・浸水リスクあり

新潟駅を中心とする中央区は、交通の便が最も良いエリアです。バスの本数も多く、車がなくても生活できる数少ない地域。小学校は18校あり、人気の鳥屋野小学校(児童数1000人超)や上所小学校、新潟小学校などがあります。

 

災害リスクとしては、信濃川沿いの低地エリアは洪水・浸水のリスクがあります。また、海岸に近い地域は津波浸水想定区域に含まれる場所も。関屋や西船見町など海沿いエリアは、津波ハザードマップの確認が必須です。

 

一方、鳥屋野潟周辺の高台エリア(女池、近江など)は比較的リスクが低め。子育て世代に人気の学区でもあります。

 

【西区】子育て人気No.1 だが液状化要注意

2023年の「街の住みここちランキング新潟県版」で1位に輝いた西区。人口約15万人で市内2位、学生や子育て世代が多く暮らす人気エリアです。小学校は市内最多の19校。「本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」で1位になった小針エリアもあります。

 

イオン新潟西や新潟ふるさと村など大型施設があり、休日のお出かけにも困りません。BRTの終点が青山にあるため、新潟駅へのアクセスも良好です。

 

ただし、2024年の能登半島地震で液状化被害が集中したのがこの西区。特に善久・ときめき西・鳥原エリア(旧河道部)と、寺尾駅周辺(砂丘の裾野)は要注意。土地選びの際は液状化しやすさマップを必ず確認してください。

 

【東区】住宅地多め、子育て世代に人気

東区は住宅地が多く、子育て世代に人気の地域です。小学校は12校で、比較的新しい学校も多く、現代的な教育設備が整っています。山の下地区から木戸地区まで広範囲に学校が配置されているのが特徴。

 

1964年の新潟地震では液状化被害が甚大だった東区ですが、2024年の能登半島地震では比較的被害が少なかったという報告も。ただし、液状化しやすさマップでは危険度が高い場所もあるので、エリアごとの確認が必要です。

 

海沿いの松浜・山の下エリアは津波リスクあり。内陸の木戸・東明エリアは比較的リスクが低めです。

 

【江南区】ファミリー層に人気、大型商業施設も

人口約7万人の江南区は、ファミリー層に人気の地域です。イオンモール新潟南やアピタ新潟亀田店など大型商業施設があり、買い物には困りません。亀田公園、よこごし公園、大江山公園など広い公園が多いのも、子育て世帯には嬉しいポイント。

 

亀田駅にはJR信越本線が乗り入れており、新潟駅から2駅約8分。東北自動車道の亀田ICもあり、マイカーでの移動もスムーズです。

 

江南区は元々「亀田郷」と呼ばれた干拓地。地盤は軟弱で液状化リスクは高めです。ただし、地盤改良工事が一般的なエリアなので、新築時は必ず地盤調査と適切な改良を行いましょう。

 

【秋葉区】閑静で家賃安め、自然豊か

「花とみどりと石油のまち」として知られる秋葉区。人口約7万5千人で、新潟市内でも閑静なエリアです。家賃が安く治安がいいのが特徴で、県立植物園や新津フラワーランドなど植物関連施設が多数。

 

小学校は8校。江南区の大型商業施設へもアクセスしやすいエリアです。新津駅は鉄道の要衝で、信越本線・磐越西線・羽越本線が乗り入れています。

 

災害リスクは、平野部は液状化リスクあり、丘陵地帯は土砂災害警戒区域が一部あります。エリアによってリスクの種類が違うので、個別確認が必要です。

 

【南区・西蒲区・北区】自然豊かで広い家が建てられる

南区(白根地区中心)、西蒲区(巻地区中心)、北区(豊栄地区中心)は、郊外エリア。自然豊かで土地価格が抑えめ、広い家を建てやすいのがメリットです。

 

南区は白根大凧合戦で有名。農業が盛んで、田んぼの風景が広がります。小学校は15校。白根地区は比較的コンパクトにまとまっています。

 

西蒲区は弥彦山に近く、自然環境は抜群。巻駅からは新潟駅へ電車で30分程度。小学校は13校あります。

 

北区は福島潟など湿地の自然が残るエリア。豊栄駅からは白新線で新潟駅へアクセス。小学校は10校で、統合が進んでいます。

 

これらのエリアは車が必須。公園やレジャースポットは駅・バス停から離れていることが多いので、マイカー前提で生活設計しましょう。災害リスクはエリアによって様々。個別に確認が必要です。

 

子育てエリア選びのチェックリスト

最後に、新潟市で子育てエリアを選ぶときのチェックリストをまとめます。

 

子育て環境チェック:学区(小学校・中学校)、保育園・幼稚園の空き状況、子育て支援センターの場所、小児科・病院の距離、公園・遊び場、スーパー・ドラッグストア

 

災害リスクチェック:洪水ハザードマップ、津波ハザードマップ、液状化しやすさマップ、浸水(内水氾濫)ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、過去の地形(今昔マップ)

 

生活利便性チェック:通勤時間・手段、車の必要性、積雪時の除雪体制、消雪パイプの有無

 

まとめ:「子どもを守る」視点でエリアを選ぼう

新潟市は子育て支援が充実した街。どのエリアにも魅力があります。ただし、災害リスクはエリアによって大きく違います。

 

子どもの安全を守るために、災害リスクを事前に確認することは大切です。「住みやすさ」と「安全性」、両方を見て選ぶことで、後悔のないエリア選びができるはず。

 

住まハザでは、新潟市の全540町名について、洪水・津波・液状化・大雨浸水・海抜の災害リスクをスコア化しています。気になるエリアの町名を検索して、家族の安全を守る参考にしてくださいね。