新潟市中央区のマンション防災|高層階・低層階それぞれの備え方

更新日:2026.02.07

新潟市中央区でマンション暮らしをしている方、防災対策は万全ですか。

 

マンションは一戸建てと違い、階数によって備えるべきポイントが大きく異なります。

 

「高層階だから津波は大丈夫」「低層階は揺れが小さいから安心」と思っていませんか。

 

実は、それぞれに見落としがちなリスクがあるんです。

 

東日本大震災では、高層マンションの住民から「船が揺れるような感覚で、気持ち悪くなった」「家具が全部倒れた」という声が多数寄せられました。

 

この記事では、実際の被災体験をもとに、マンション階数別の防災対策を詳しく解説します。

 

この記事でわかること
・高層階で注意すべき長周期地震動の恐怖
・低層階の浸水リスクと具体的な対策
・エレベーター停止時に起こること
・停電時の意外な落とし穴
・マンション住民ができる日頃の準備

 

高層階の地震体験「船酔いのような揺れが止まらない」

 

高層階では「長周期地震動」への備えが最も重要です。

 

長周期地震動とは、ゆっくりとした大きな揺れが長時間続く現象のこと。

 

東日本大震災で関東の25階建てマンションに住んでいた方は、こう振り返っています。

 

「揺れ方の振幅が大きく、まるで船酔いのような感覚だった。家族全員が『地震酔い』になってしまった」

 

実際の揺れが3秒でも、高層階では体感で6〜10秒ほど揺れているように感じるそうです。

 

遠心力がかかる分、地震が止まってもマンションは揺れ続けるんですね。

 

また、27階に住んでいた方は「絶対怖いに決まってますもの。逃げられないですからね」と語っています。

 

震度6弱の地震が起きた場合、高層階の揺れは震度7程度になるとも言われています。

 

新潟市中央区は信濃川沿いの軟弱地盤が多く、この長周期地震動が増幅されやすい特徴があります。

 

高層階で今すぐやるべき地震対策

 

高層階では、以下の対策が特に重要になります。

 

1. 家具の転倒防止を徹底する

 

21階に住んでいた方は、3.11で「家具、TVなどほぼ全て倒れた」と証言しています。

 

L字金具や突っ張り棒での固定はもちろん、棚の上の物が飛んでこないよう、滑り止めシートを敷くことも大切です。

 

2. 窓ガラスの飛散防止フィルムを貼る

 

大きな揺れで窓ガラスが割れると、ガラス片が室内に飛び散ります。

 

特に高層階は気圧差で窓が割れやすいため、飛散防止フィルムは必須の対策といえるでしょう。

 

3. 就寝場所の安全確保

 

阪神大震災の体験者は「真っ暗な中、ベッドにしがみつくのが精いっぱいだった」と語っています。

 

寝室には背の高い家具を置かない、枕元にスリッパと懐中電灯を置いておくなどの工夫が命を守ります。

 

低層階のマンションで備えたい浸水対策

 

一方、低層階では浸水リスクへの備えが必要です。

 

新潟市中央区は平均海抜約2.1mと低地が多く、信濃川の氾濫時には浸水の可能性があります。

 

1階や地下駐車場に車を停めている方は、大雨や台風の予報が出たら早めに高台へ移動させることを検討してください。

 

「あとで移動しよう」と思っていたら、あっという間に水位が上がって手遅れになったという話は珍しくありません。

 

貴重品や思い出の品は、日頃から2階以上に保管しておくと安心ですよ。

 

玄関用の止水板や土のうの準備も効果的な対策となります。

 

最近は簡易的な水のう(ゴミ袋に水を入れたもの)でも応急処置ができることが知られています。

 

停電時「お湯が出ない」という想定外

 

地震や停電でエレベーターが止まると、高層階の住民は孤立状態になりかねません。

 

しかし、多くの方が見落としているのが「停電時の水とお湯」の問題です。

 

マンションの多くは「受水槽式」でポンプを使って各部屋へ水をくみ上げています。

 

ポンプは電気で動くため、停電すると水道が使えなくなる可能性があるんです。

 

さらに意外な盲点が「ガス給湯器」。

 

被災者の方はこう語っています。

 

「断水していなければガスだからお風呂のお湯が出ると思ったら大間違い。ガスのスイッチは電気で入るので、停電したらたちまちお湯は使えません」

 

暗闘の中で入るお風呂は怖かった、という体験談もあります。

 

最低3日分、できれば1週間分の水と食料を自宅に備蓄しておくことが基本です。

 

特に高層階にお住まいの方は、エレベーターが止まると水の運搬が非常に困難になります。

 

2リットルのペットボトルを20階まで運ぶことを想像してみてください。

 

多めの備蓄が、いざという時の安心につながりますよ。

 

トイレ問題は想像以上に深刻

 

断水時に最も困るのがトイレです。

 

「飲用水しか備蓄していなくて、トイレを流す水がなかった」という失敗談は非常に多いんです。

 

簡易トイレや凝固剤は、1人1日5〜7回分を目安に準備しておきましょう。

 

3日分なら15〜21回分、1週間分なら35〜49回分が必要になります。

 

また、お風呂の残り湯を捨てずに貯めておく習慣も有効ですね。

 

飲用には適しませんが、トイレや洗濯に使える貴重な生活用水になります。

 

管理組合と連携した防災活動のすすめ

 

マンションならではの強みは、住民同士で助け合えることです。

 

管理組合の防災訓練には積極的に参加して、顔見知りを増やしておきましょう。

 

「あの部屋には高齢者がいる」「この部屋には赤ちゃんがいる」という情報を共有しておくことで、いざという時に声をかけ合えます。

 

共用部分の防災備蓄について、管理組合で話し合っておくことも重要ですね。

 

災害時の安否確認方法や、連絡網の整備も事前に決めておくと安心です。

 

高齢者や体の不自由な方がいるご家庭は、階段での避難を手伝ってくれる人を見つけておくことも大切になってきます。

 

高層階の備蓄チェックリスト
・飲料水(1人1日3L×7日分)
・非常食(7日分)
・簡易トイレ(1人1日5〜7回分×7日分)
・カセットコンロ・ボンベ
・懐中電灯・電池
・モバイルバッテリー
・ラジオ(電池式)
・常備薬・救急セット

 

まとめ
・高層階は長周期地震動で「船酔い」のような揺れが続く
・家具固定と窓ガラス飛散防止は必須
・停電でポンプが止まると断水の可能性あり
・ガス給湯器も停電で使えなくなる
・低層階は浸水対策と車の避難計画を
・備蓄は最低3日分、できれば1週間分を

 

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階数に応じた備えをすることで、「想定外」を減らすことができますよ。