新潟市でペットと避難する方法|犬・猫の防災準備完全ガイド

更新日:2026.03.02

「災害が起きたら、この子をどうやって連れて逃げよう」

 

犬や猫と暮らしている方なら、一度はそんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

 

東日本大震災では、避難指示区域にいた犬猫約16,500匹のうち、飼い主と一緒に避難できたのはわずか1,670匹でした。

実に約9割のペットが取り残されたんです。

 

新潟市も信濃川や阿賀野川を抱え、洪水や地震のリスクと無縁ではありません。

この記事では、新潟市でペットと一緒に安全に避難するための方法を、被災者の体験談を交えながらお伝えしていきます。

 

 

この記事でわかること
・同行避難と同伴避難の違い
・避難所で実際に起きたペットのトラブル事例
・ペット用防災グッズリスト
・日頃からやっておきたいしつけのポイント
・新潟市のペット受入れ避難所情報

 

同行避難と同伴避難の違いを知っていますか?

 

まず押さえておきたいのが、「同行避難」と「同伴避難」はまったく別のものだということ。

 

同行避難とは、ペットと一緒に避難所まで移動することを指します。

ただし避難所に着いた後、ペットと同じ部屋で過ごせるとは限りません。

多くの場合、ペットは屋外や別室での管理になるんですよね。

 

一方、同伴避難は飼い主とペットが同じスペースで生活できる形態を指します。

環境省は2013年に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を策定し、同行避難を推奨しています。

しかし同伴避難を受け入れるかどうかは、各自治体や避難所ごとの判断に委ねられているのが実情です。

 

この違いを知らずに避難所へ行き、「ペットは中に入れません」と言われて途方に暮れるケースは少なくありません。

事前に自分が行く予定の避難所の対応を確認しておくことが大切です。

 

避難所で実際に起きたペットトラブル事例

 

過去の大規模災害では、避難所でペットにまつわるさまざまなトラブルが発生しました。

 

ある被災者は「犬が吠えて周囲に迷惑をかけるため、結局車中避難になった」と語っています。

真夏や真冬の車中避難は、飼い主にとってもペットにとっても命に関わる選択です。

 

猫の飼い主からは「猫が非常に臆病で、知らない人や動物が近くにいたせいか激しい嘔吐を繰り返した」という声も。

環境の急変は動物に深刻なストレスを与えるのだと痛感させられます。

 

阪神・淡路大震災では、推定9,300頭のペットが被災しました。

犬4,300頭、猫5,000頭にのぼり、「怯えて部屋の隅に行き震えて出てこなかった」という報告も多数あったといいます。

 

さらに福島県では、避難指示が出た後に愛犬を迎えに自宅へ戻り、そのまま行方不明になった男性もいました。

ペットを置いていけないという気持ちは痛いほどわかりますが、それが最悪の結果を招くこともあるのです。

 

ペット用防災グッズリスト

 

人間の防災グッズは準備していても、ペット用は後回しにしがちですよね。

でも避難所にペットフードの備蓄があることはほぼありません。

最低7日分のフードと水は必ず用意しておきましょう。

 

ペット用防災グッズとして備えておきたいものをまとめました。

 

  • フード・水(最低7日分)
  • 常備薬・療法食(持病がある場合)
  • キャリーケース、またはケージ
  • リード・ハーネス(予備も含めて2本)
  • ペットシーツ・排泄用品
  • 鑑札・迷子札・マイクロチップ情報の控え
  • ワクチン接種証明書のコピー
  • ペットの写真(はぐれた場合の捜索用)
  • タオル・ビニール袋

 

「リードを忘れてしまった」「ケージに入れるしつけをしてこなかった」。

こうした後悔の声は被災者から数多く聞かれます。

特にリードやキャリーは、パニック状態のペットの逃走を防ぐために欠かせません。

 

日頃からやっておきたい3つのしつけ

 

災害時にペットの命を守れるかどうかは、日頃のしつけにかかっていると言っても過言ではありません。

 

1. ケージトレーニング

避難所ではケージでの生活が基本になります。

普段からケージを「安心できる場所」として慣れさせておくことで、避難時のストレスを大きく減らせます。

 

2. 社会化トレーニング

他の人や動物に慣れさせておくことも重要です。

熊本地震では「益城町わんにゃんハウス」というペット専用の避難スペースが設けられましたが、それでも他の動物との共同生活にストレスを感じるペットは多かったといいます。

 

3. 基本的な号令への反応

犬の場合は「おいで」「待て」「ハウス」といった基本コマンドに確実に従えるようにしておきましょう。

猫の場合はキャリーに自ら入る練習が有効です。

「地震がトラウマとなり留守番を嫌がるようになった」という声もあり、災害後のケアも見据えた信頼関係づくりが大切になってきます。

 

新潟市のペット受入れ避難所情報

 

新潟市では、災害時にペットの同行避難を受け入れる体制づくりが進められています。

ただし、すべての避難所でペットを受け入れるわけではなく、避難所ごとに対応が異なるのが現状です。

 

大事なのは、災害が起きる前に最寄りの避難所のペット対応を確認しておくことです。

新潟市の防災ページや各区の窓口に問い合わせれば、ペット受入れの可否を教えてもらえます。

 

また、万が一避難所でペットを受け入れてもらえなかった場合に備えて、親戚や知人の家、ペットホテルなど複数の預け先を事前にリストアップしておくと安心でしょう。

車中避難を想定する場合は、熱中症や低体温症への対策も忘れないでください。

 

意外と見落としがちなのが、鑑札や迷子札の装着です。

災害時にペットとはぐれてしまった場合、鑑札がなければ飼い主のもとに戻れる可能性が大きく下がります。

マイクロチップの登録とあわせて、首輪には必ず連絡先がわかるタグをつけておきましょう。

また、予防接種を済ませておくことも避難所での受入れ条件になっている場合があるため、接種記録は防災バッグに入れておくのがおすすめです。

 

まとめ:ペットの命を守るために今日からできること

 

災害は突然やってきます。

その瞬間、愛犬や愛猫の命を守れるかどうかは、今日からの備えで決まるんです。

 

ペット防災のポイント
・同行避難と同伴避難の違いを理解し、避難先の対応を確認する
・フード・水は最低7日分、リードとケージは必ず備える
・鑑札・迷子札・マイクロチップで身元がわかるようにしておく
・ケージトレーニングと社会化を日頃から行う
・避難所以外の預け先も複数リストアップしておく

 

防災の備えは、人間だけでなくペットの分も一緒に考えることが大切です。

まずはお住まいの地域にどんな災害リスクがあるのか、確認するところから始めてみませんか。

 

住まハザでは、新潟市の気になる住所を入力するだけで、津波・液状化・洪水・大雨浸水・海抜の5つの災害リスクが一目でわかります。

ペットと一緒に暮らす場所の安全性を、ぜひ一度チェックしてみてください。