新潟市の小学校区別ハザードマップ 学区で見る災害リスク

更新日:2026.02.07

 

 

「この学区、災害のとき大丈夫かな…」

 

子どもがいる家庭にとって、住む場所を決めるときに「学区」は大きなポイントですよね。
通学の利便性や学校の評判を調べる人は多いですが、学区の災害リスクまで確認している人は意外と少ないのではないでしょうか。

 

実は新潟市では、市内110の小学校区ごとに「地区別防災カルテ」を作成・公開しています。
お子さんが通う学校の周辺にどんな災害リスクがあるのか、一目で確認できる便利な資料です。

 

この記事では、新潟市の小学校区別ハザードマップの見方と、子育て世帯が知っておくべきポイントを解説します。

 

 

この記事でわかること
・新潟市の「地区別防災カルテ」とは何か
・小学校区ごとの災害リスクの調べ方
・子どもの通学路で確認すべきポイント
・学区選びで災害リスクを考慮する方法

 

 

新潟市の「地区別防災カルテ」とは

 

新潟市では、市内110の小学校区ごとに防災情報をまとめた「地区別防災カルテ」を公開しています。

 

 

地区別防災カルテに載っている情報

 

地区別防災カルテの内容
・河川ごとの浸水想定区域
・土砂災害警戒区域
・避難施設の位置
・地区の人口・年齢構成
・建物の木造・非木造の割合

 

通常のハザードマップと違い、小学校区という「生活圏」に合わせた情報がまとまっているのが特徴です。

 

お子さんが通う学校の周辺情報として、とても実用的な資料といえます。

 

 

総合ハザードマップは中学校区ごと

 

一方、新潟市の「総合ハザードマップ」は中学校区ごとにまとめられています。

 

こちらには洪水・津波・土砂災害・浸水・ため池の情報が網羅されています。
小学校区より広いエリアをカバーしているので、より広域の災害リスクを知りたいときに便利です。

 

 

なぜ「学区」で災害リスクを見るべきなのか

 

子育て世帯が学区で災害リスクを確認すべき理由は3つあります。

 

 

理由①|子どもの行動範囲と一致する

 

小学生の行動範囲は、基本的に学区内に収まります。

 

通学路はもちろん、放課後に遊ぶ公園、習い事に行く道、友達の家に行く道。
すべて学区内が中心です。

 

つまり、学区の災害リスク=子どもの生活圏の災害リスクと言えます。

 

 

理由②|学校が避難所になることが多い

 

災害時、多くの小学校は「指定避難所」になります。

 

でも、すべての学校がすべての災害で安全とは限りません。
洪水時には避難できても、津波の際は危険という学校もあります。

 

お子さんの学校がどんな災害に対応できる避難所なのか、事前に確認しておくことが大切です。

 

 

理由③|通学時間帯に災害が起きる可能性

 

災害は、子どもが学校にいる時間帯に起きるとは限りません。

 

登下校中に大雨が降り始めたら?
通学路の途中で地震が起きたら?

 

通学路にどんなリスクがあるかを知っておけば、「あの場所は危ないから近づかないで」と子どもに伝えることができます。

 

 

学区ごとのハザードマップの調べ方

 

新潟市の学区別ハザードマップは、以下の方法で確認できます。

 

 

方法①|新潟市ホームページ

 

地区別防災カルテの調べ方
1. 新潟市ホームページにアクセス
2. 「ハザードマップ」で検索
3. 「各種ハザードマップ」→「地区別防災カルテ」を選択
4. お子さんの小学校名を探してPDFをダウンロード

 

 

方法②|にいがたeマップ

 

「にいがたeマップ」は、新潟市の地図情報サービスです。
住所を入力すると、その場所のハザードマップ情報を地図上で確認できます。

 

小学校区や中学校区の境界も表示できるので、学区とハザードマップを重ねて見るのに便利です。

 

 

方法③|区役所で紙版を入手

 

各区役所の総務課・地域総務課で、紙のハザードマップを入手することもできます。

 

紙で手元に置いておきたい方、スマホやパソコンでの確認が苦手な方は、区役所に問い合わせてみてください。

 

 

通学路でチェックすべき5つのポイント

 

ハザードマップを確認したら、実際にお子さんの通学路を歩いてみましょう。
以下の5つのポイントを確認してください。

 

通学路チェック5つのポイント

① 浸水想定区域を通らないか
ハザードマップで色がついている場所を通学路が通っていないか確認

② アンダーパスがないか
道路が線路の下をくぐる場所は、大雨で冠水する危険あり

③ 川や用水路の近くを通らないか
増水時に危険。特に柵がない用水路は要注意

④ ブロック塀の横を通らないか
地震時に倒壊する危険。古いブロック塀は特に注意

⑤ 避難できる場所があるか
通学路の途中で避難できる建物や高台があるか確認

 

危険な場所がある場合は、別のルートを検討したり、「ここは危ないから気をつけて」と子どもに伝えておきましょう。

 

 

区別|小学校区の災害リスク傾向

 

新潟市は8つの区で構成されており、区によって災害リスクの傾向が異なります。

 

 

中央区(18校)

 

信濃川・関屋分水に囲まれたエリア。
河川氾濫時の浸水リスクがある学区が多いですが、津波避難ビルなど避難施設も充実しています。

 

 

西区(19校)

 

新潟市で最も小学校が多い区。
2024年1月の能登半島地震で液状化被害が出たエリアもあり、地震リスクへの備えが重要です。

 

 

東区

 

新潟空港があり、海に近いエリアでは津波リスクに注意が必要。
阿賀野川沿いの学区では洪水リスクも確認しておきましょう。

 

 

江南区

 

亀田地区を中心としたエリア。
低地が多く、内水氾濫のリスクがある学区があります。
一方で、海から離れているため津波リスクは低めです。

 

 

学区選びで災害リスクも考慮する

 

これから引っ越しを考えている子育て世帯は、学区選びの際に災害リスクも判断材料に加えてみてください。

 

学区選びで確認すべきこと
・学校自体が浸水想定区域内かどうか
・学校が指定避難所になっているか
・通学路に危険な場所がないか
・学区内に高台や避難ビルがあるか

 

もちろん、災害リスクだけで住む場所を決める必要はありません。
リスクを知った上で、対策を取りながら住むという選択も十分にアリです。

 

大切なのは、「知らなかった」という状態を避けることです。

 

 

まとめ|学区の災害リスクを家族で共有しよう

 

新潟市では、小学校区ごとの「地区別防災カルテ」が公開されています。
お子さんの通う学校の周辺にどんな災害リスクがあるか、ぜひ一度確認してみてください。

 

この記事のポイント
・新潟市は110の小学校区ごとに防災カルテを公開
・総合ハザードマップは中学校区ごとにまとめられている
・通学路の危険箇所を事前に確認しておくことが大切
・学区選びの際は災害リスクも判断材料に

 

確認したら、ぜひお子さんや家族と一緒に話し合ってみてください。
「この道は大雨のとき危ないから、こっちを通ってね」
そんな会話が、いざというときの備えになります。

 

 

新潟市の災害リスクをもっと詳しく知りたい方へ
住まハザでは、新潟市の各エリアの災害リスクを詳しく解説しています。
住所を入力するだけで、洪水・液状化・津波などのリスクを簡単に確認できます。
学区選びや住まい探しの際は、ぜひご活用ください。