新潟市中央区の海抜(標高)は?信濃川河口の低地、災害リスクと安全なエリアを解説

更新日:2025.12.16

新潟市中央区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに中央区にお住まいの方にとって、海抜(標高)の確認は非常に重要です。

2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。日本海側でも津波は発生します。

海抜の高さは、津波・洪水・大雨浸水すべての災害リスクに関係する重要な指標です。

この記事では、新潟市中央区の海抜をデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

 

2025年12月8日 青森県で震度6強の地震

2025年12月8日午後11時15分頃、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生し、青森県八戸市で震度6強を観測しました。

この地震で、北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に津波警報が発表され、岩手県久慈港で70センチの津波を観測しました。

気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を運用開始以来初めて発表し、今後1週間は警戒が必要としています。

日本海側の新潟市でも、1964年新潟地震で高さ4mの津波を観測しており、地震による津波リスクは決して他人事ではありません。

 

海抜(標高)とは?【災害リスクとの関係】

海抜(標高)とは、海面を基準(0m)とした土地の高さです。

海抜が低いほど、以下の災害リスクが高まります。

🌊 津波リスク

海抜が低いエリアほど津波の浸水被害を受けやすくなります。海抜10m以上では津波リスクが大幅に低下します。

💧 洪水リスク

信濃川が氾濫した場合、海抜が低いエリアほど浸水深が深くなります。

☔ 大雨浸水リスク

海抜が低いと雨水が溜まりやすく、排水が困難になります。

 

中央区の海抜の特徴【データで見る】

新潟市中央区の海抜をデータで見てみましょう。

項目 データ
対象町名数 211町名
海抜平均 1.08m
海抜最高 17.9m(西船見町)
海抜最低 -2.0m(小張木)
海抜マイナス 62町名(29.4%)
海抜10m以上 3町名(1.4%)

中央区は海抜平均1.08mと非常に低く、海抜マイナスのエリアが29.4%を占めます。

海抜0m〜5mが63.0%と大部分を占め、全体的に低地が広がっています。

海抜10m以上はわずか3町名(1.4%)で、高台エリアが非常に少ないのが特徴です。

 

海抜が高い地域 TOP5【災害に強いエリア】

中央区で海抜が高く、災害リスクが低い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
西船見町 17.9m 4 1 0
二葉町 14.0m 0 1 0
汐見台 11.2m 3 1 0
関屋本村町 9.5m 0 1 0
関屋 8.1m 3 1 0

西船見町は海抜17.9mと中央区で最も高く、大雨浸水リスクはゼロです。

二葉町は海抜14.0mで、津波・洪水・大雨浸水すべてのリスクが低いです。

関屋周辺エリアは海抜8m〜9m台で、比較的安全なエリアです。

 

海抜が低い地域 TOP5【海抜マイナスエリア】

中央区で海抜が低く、災害リスクが高い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
小張木 -2.0m 3 3 3
山二ツ -1.2m 2 3 2
清五郎 -1.1m 3 4 3
鵜ノ子 -1.0m 0 3 2
祝町 -0.9m 3 2 2

小張木は海抜-2.0mと中央区で最も低く、津波・洪水・大雨浸水すべてのリスクが高いです。

海抜マイナスエリアは62町名(29.4%)あり、災害リスクが高い地域です。

海抜マイナスエリアの平均災害スコアは、津波2.73、洪水2.45、大雨浸水1.48と、すべて高い数値です。

 

中央区の地形的特徴【信濃川河口の低地】

中央区が海抜が低い理由は、地形的特徴にあります。

①信濃川河口の沖積平野

中央区は日本一長い信濃川の河口に位置し、信濃川が運んだ土砂が堆積した沖積平野です。

沖積平野は地盤が軟弱で、海抜が低い特徴があります。

②新潟島の形成

古町エリアを含む新潟島は、信濃川と海に囲まれた低地で、市域の約3割が海抜ゼロメートル地帯です。

1655年(明暦元年)に築かれた港町で、江戸時代から続く歴史ある市街地ですが、地形的には低地です。

③万代の埋立地

万代エリアは、大正末期の大河津分水路通水によって狭まった信濃川の流路跡を埋め立てた土地です。

1929年(昭和4年)の萬代橋架け替えを端緒に開発が進みましたが、もともと川だった場所のため海抜が低いです。

 

中央区の排水対策【海抜ゼロメートル地帯の街づくり】

中央区は海抜が低いため、排水対策が重要な街づくりの課題です。

①ポンプによる強制排水

新潟市域の約3割は海抜ゼロメートル地帯で、自然排水ができないため、ポンプで水を汲み上げています。

大雨時には排水ポンプをフル稼働させて浸水を防いでいます。

②下水道の整備

中央区は旧新潟市域として古くから下水道整備が進んでおり、雨水排水能力が比較的充実しています。

③信濃川の堤防整備

信濃川の堤防が整備され、洪水リスクが低減されています。

やすらぎ堤などの親水空間も整備され、安全性と景観を両立しています。

④新潟駅周辺の再開発

現在進行中の新潟駅高架化事業では、排水設備の整備も同時に進められています。

 

気を付けたほうがいいこと

海抜が低いエリアに住む場合、以下の対策を心がけましょう。

海抜マイナスエリアにお住まいの方

□自宅の海抜を確認する

□津波・洪水・大雨浸水のハザードマップを確認する

□最寄りの避難場所までの経路を確認する

□地震保険に加入する

□重要な物は高い場所に保管する

 

地震・津波への備え

□強い揺れを感じたらすぐに高台に避難する

□津波警報が出たら速やかに避難する

□海抜10m以上の高台や津波避難ビルを確認しておく

 

大雨への備え

□側溝や雨どいを定期的に清掃する

□土のうや止水板を準備する

□雨水浸透ますや貯留タンクの設置を検討する

 

まとめ:中央区は海抜が低く災害リスクに注意

新潟市中央区は、海抜平均1.08mと非常に低く、海抜マイナスのエリアが29.4%を占めます。

西船見町(17.9m)、二葉町(14.0m)、汐見台(11.2m)など、海抜が高いエリアは災害リスクが低いです。

一方、小張木(-2.0m)、山二ツ(-1.2m)、清五郎(-1.1m)など、海抜マイナスエリアは津波・洪水・大雨浸水すべてのリスクが高いです。

2025年12月8日に青森県で発生した震度6強の地震のように、日本海側でも津波は発生します。

中央区は信濃川河口の沖積平野に位置し、新潟島や万代の埋立地など、もともと海抜が低い地形です。

ポンプによる強制排水や下水道整備など、海抜ゼロメートル地帯の街づくりが進められています。

住まハザでは、新潟市中央区の全211町名について、海抜だけでなく津波・洪水・液状化・大雨浸水の情報を無料で検索できます。

あなたの気になる住所を今すぐチェックして、安全な暮らしを実現してください。