新潟市東区の海抜(標高)は?阿賀野川河口の平坦地、災害リスクを解説
新潟市東区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに東区にお住まいの方にとって、海抜(標高)の確認は非常に重要です。
2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。日本海側でも津波は発生します。
海抜の高さは、津波・洪水・大雨浸水すべての災害リスクに関係する重要な指標です。
この記事では、新潟市東区の海抜をデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

東区の海抜の特徴【データで見る】
新潟市東区の海抜をデータで見てみましょう。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 対象町名数 | 103町名 |
| 海抜平均 | 1.47m |
| 海抜最高 | 11.5m(松和町) |
| 海抜最低 | -0.9m(中野山) |
| 海抜マイナス | 22町名(21.4%) |
| 海抜10m以上 | 3町名(2.9%) |
東区は海抜平均1.47mと、中央区(1.08m)とほぼ同程度の低さです。
海抜0m〜5mが68.9%と大部分を占め、全体的に低地が広がっています。
海抜10m以上はわずか3町名(2.9%)で、高台エリアが非常に少ないのが特徴です。
海抜が高い地域 TOP5【数少ない高台】
東区で海抜が高く、災害リスクが低い地域をご紹介します。
| 町名 | 海抜 | 津波 | 洪水 | 大雨浸水 |
|---|---|---|---|---|
| 松和町 | 11.5m | 0 | 1 | 0 |
| 月見町 | 11.1m | 2 | 3 | 2 |
| 向陽 | 10.5m | 0 | 3 | 2 |
| 幸栄 | 8.8m | 0 | 1 | 1 |
| 河渡新町 | 7.0m | 0 | 3 | 2 |
松和町は海抜11.5mと東区で最も高く、津波リスクゼロ、大雨浸水リスクもゼロです。
月見町(11.1m)、向陽(10.5m)も海抜10m以上で、比較的安全なエリアです。
しかし、海抜10m以上はわずか3町名で、西区(12町名)と比べて高台エリアが極めて少ないです。
海抜が低い地域 TOP5【海抜マイナスエリア】
東区で海抜が低く、災害リスクが高い地域をご紹介します。
| 町名 | 海抜 | 津波 | 洪水 | 大雨浸水 |
|---|---|---|---|---|
| 中野山 | -0.9m | 0 | 3 | 2 |
| 北葉町 | -0.8m | 3 | 3 | 2 |
| 桃山町 | -0.8m | 4 | 3 | 2 |
| 古川町 | -0.7m | 3 | 3 | 2 |
| 松崎 | -0.7m | 2 | 3 | 2 |
中野山は海抜-0.9mと東区で最も低く、洪水リスクが高いです。
海抜マイナスエリアは22町名(21.4%)で、中央区(29.4%)よりは少ないですが、決して少なくありません。
桃山町は津波スコア4で、海抜マイナスと津波リスクの両方が高いエリアです。
新潟空港周辺の海抜【空港と災害リスク】
東区には新潟空港があり、空港周辺の海抜も確認しておきましょう。
新潟空港の位置
新潟空港は東区の北東部(下山地区)に位置し、北側は日本海、東側は阿賀野川河口部に面しています。
空港西エリアの海抜は1.4mで、津波スコアは4と高いリスクがあります。
空港と災害リスク
新潟空港は海抜が低く、日本海と阿賀野川に囲まれた立地のため、津波リスクが高いエリアです。
1964年新潟地震では高さ4mの津波が発生しており、空港周辺も影響を受けやすい地形です。
東区の地形的特徴【阿賀野川河口の低地】
東区が海抜が低い理由は、阿賀野川河口の地形にあります。
①阿賀野川河口部の沖積平野
東区は阿賀野川河口部に位置し、阿賀野川が運んだ土砂が堆積した沖積平野です。
阿賀野川は信濃川とともに、広大な越後平野を作った河川です。
沖積平野は地盤が軟弱で、海抜が低い特徴があります。
②平坦な地形と高低差の少なさ
東区は全体的に平坦な地形で、高台エリアが非常に少ないです。
海抜10m以上はわずか3町名(2.9%)で、4区の中で最も高台が少ないです。
自然な勾配が少なく、雨水が流れにくい地形が広がっています。
③阿賀野川の河道変遷
江戸時代、阿賀野川は信濃川に合流していましたが、1730年(享保15年)に松ヶ崎掘割が開削され、日本海へ直接注ぐようになりました。
この河道変遷により、東区周辺の低地が形成されました。
東区の街づくり【空港と港湾を活かした開発】
東区は新潟空港と港湾を活かした街づくりが進められています。
①新潟空港の整備
新潟空港は、国内線・国際線が就航する新潟県の空の玄関口です。
2024年にはトキエアが運航を開始し、2025年夏には佐渡・成田線が就航予定です。
新潟駅から直線距離で約6.4kmと、比較的近接した立地です。
②港湾エリアの産業集積
東区には新潟港の一部があり、物流拠点として機能しています。
臨海部には工業施設や倉庫が集積し、産業の拠点となっています。
③排水対策の強化
東区は平坦な低地が多いため、排水ポンプによる強制排水が重要です。
下水道の整備や雨水排水施設の維持管理が進められています。
気を付けたほうがいいこと
東区に住む場合、以下の対策を心がけましょう。
海抜マイナスエリアにお住まいの方
□自宅の海抜を確認する
□津波・洪水・大雨浸水のハザードマップを確認する
□最寄りの避難場所までの経路を確認する
□地震保険に加入する
□重要な物は高い場所に保管する
地震・津波への備え
□強い揺れを感じたらすぐに高台に避難する
□津波警報が出たら速やかに避難する
□新潟空港周辺は津波リスクが高いことを理解する
□海抜10m以上の高台や津波避難ビルを確認しておく
大雨への備え
□側溝や雨どいを定期的に清掃する
□土のうや止水板を準備する
□雨水浸透ますや貯留タンクの設置を検討する
□平坦な地形は排水が困難なことを理解する
まとめ:東区は平坦な低地で災害リスクに注意
新潟市東区は、海抜平均1.47mと中央区(1.08m)とほぼ同程度の低さで、災害リスクに注意が必要です。
松和町(11.5m)、月見町(11.1m)、向陽(10.5m)など、海抜10m以上の高台はわずか3町名(2.9%)で、4区の中で最も少ないです。
一方、中野山(-0.9m)など海抜マイナスのエリアは22町名(21.4%)あり、津波・洪水・大雨浸水のリスクが高いです。
新潟空港周辺は海抜1.4mで津波スコア4と、津波リスクが高いエリアです。
東区は阿賀野川河口部に位置し、全体的に平坦な低地が広がっています。
高台エリアが極めて少なく、自然な勾配が少ないため、排水が困難な地形です。
新潟空港と港湾を活かした街づくりが進められていますが、災害リスク対策も重要です。
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