新潟市東区の海抜(標高)は?阿賀野川河口の平坦地、災害リスクを解説

更新日:2025.12.16

新潟市東区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに東区にお住まいの方にとって、海抜(標高)の確認は非常に重要です。

2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。日本海側でも津波は発生します。

海抜の高さは、津波・洪水・大雨浸水すべての災害リスクに関係する重要な指標です。

この記事では、新潟市東区の海抜をデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

 

東区の海抜の特徴【データで見る】

新潟市東区の海抜をデータで見てみましょう。

項目 データ
対象町名数 103町名
海抜平均 1.47m
海抜最高 11.5m(松和町)
海抜最低 -0.9m(中野山)
海抜マイナス 22町名(21.4%)
海抜10m以上 3町名(2.9%)

東区は海抜平均1.47mと、中央区(1.08m)とほぼ同程度の低さです。

海抜0m〜5mが68.9%と大部分を占め、全体的に低地が広がっています。

海抜10m以上はわずか3町名(2.9%)で、高台エリアが非常に少ないのが特徴です。

 

海抜が高い地域 TOP5【数少ない高台】

東区で海抜が高く、災害リスクが低い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
松和町 11.5m 0 1 0
月見町 11.1m 2 3 2
向陽 10.5m 0 3 2
幸栄 8.8m 0 1 1
河渡新町 7.0m 0 3 2

松和町は海抜11.5mと東区で最も高く、津波リスクゼロ、大雨浸水リスクもゼロです。

月見町(11.1m)、向陽(10.5m)も海抜10m以上で、比較的安全なエリアです。

しかし、海抜10m以上はわずか3町名で、西区(12町名)と比べて高台エリアが極めて少ないです。

 

海抜が低い地域 TOP5【海抜マイナスエリア】

東区で海抜が低く、災害リスクが高い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
中野山 -0.9m 0 3 2
北葉町 -0.8m 3 3 2
桃山町 -0.8m 4 3 2
古川町 -0.7m 3 3 2
松崎 -0.7m 2 3 2

中野山は海抜-0.9mと東区で最も低く、洪水リスクが高いです。

海抜マイナスエリアは22町名(21.4%)で、中央区(29.4%)よりは少ないですが、決して少なくありません。

桃山町は津波スコア4で、海抜マイナスと津波リスクの両方が高いエリアです。

 

新潟空港周辺の海抜【空港と災害リスク】

東区には新潟空港があり、空港周辺の海抜も確認しておきましょう。

新潟空港の位置

新潟空港は東区の北東部(下山地区)に位置し、北側は日本海、東側は阿賀野川河口部に面しています。

空港西エリアの海抜は1.4mで、津波スコアは4と高いリスクがあります。

空港と災害リスク

新潟空港は海抜が低く、日本海と阿賀野川に囲まれた立地のため、津波リスクが高いエリアです。

1964年新潟地震では高さ4mの津波が発生しており、空港周辺も影響を受けやすい地形です。

 

東区の地形的特徴【阿賀野川河口の低地】

東区が海抜が低い理由は、阿賀野川河口の地形にあります。

①阿賀野川河口部の沖積平野

東区は阿賀野川河口部に位置し、阿賀野川が運んだ土砂が堆積した沖積平野です。

阿賀野川は信濃川とともに、広大な越後平野を作った河川です。

沖積平野は地盤が軟弱で、海抜が低い特徴があります。

②平坦な地形と高低差の少なさ

東区は全体的に平坦な地形で、高台エリアが非常に少ないです。

海抜10m以上はわずか3町名(2.9%)で、4区の中で最も高台が少ないです。

自然な勾配が少なく、雨水が流れにくい地形が広がっています。

③阿賀野川の河道変遷

江戸時代、阿賀野川は信濃川に合流していましたが、1730年(享保15年)に松ヶ崎掘割が開削され、日本海へ直接注ぐようになりました。

この河道変遷により、東区周辺の低地が形成されました。

 

東区の街づくり【空港と港湾を活かした開発】

東区は新潟空港と港湾を活かした街づくりが進められています。

①新潟空港の整備

新潟空港は、国内線・国際線が就航する新潟県の空の玄関口です。

2024年にはトキエアが運航を開始し、2025年夏には佐渡・成田線が就航予定です。

新潟駅から直線距離で約6.4kmと、比較的近接した立地です。

②港湾エリアの産業集積

東区には新潟港の一部があり、物流拠点として機能しています。

臨海部には工業施設や倉庫が集積し、産業の拠点となっています。

③排水対策の強化

東区は平坦な低地が多いため、排水ポンプによる強制排水が重要です。

下水道の整備や雨水排水施設の維持管理が進められています。

 

気を付けたほうがいいこと

東区に住む場合、以下の対策を心がけましょう。

海抜マイナスエリアにお住まいの方

□自宅の海抜を確認する

□津波・洪水・大雨浸水のハザードマップを確認する

□最寄りの避難場所までの経路を確認する

□地震保険に加入する

□重要な物は高い場所に保管する

 

地震・津波への備え

□強い揺れを感じたらすぐに高台に避難する

□津波警報が出たら速やかに避難する

□新潟空港周辺は津波リスクが高いことを理解する

□海抜10m以上の高台や津波避難ビルを確認しておく

 

大雨への備え

□側溝や雨どいを定期的に清掃する

□土のうや止水板を準備する

□雨水浸透ますや貯留タンクの設置を検討する

□平坦な地形は排水が困難なことを理解する

 

まとめ:東区は平坦な低地で災害リスクに注意

新潟市東区は、海抜平均1.47mと中央区(1.08m)とほぼ同程度の低さで、災害リスクに注意が必要です。

松和町(11.5m)、月見町(11.1m)、向陽(10.5m)など、海抜10m以上の高台はわずか3町名(2.9%)で、4区の中で最も少ないです。

一方、中野山(-0.9m)など海抜マイナスのエリアは22町名(21.4%)あり、津波・洪水・大雨浸水のリスクが高いです。

新潟空港周辺は海抜1.4mで津波スコア4と、津波リスクが高いエリアです。

東区は阿賀野川河口部に位置し、全体的に平坦な低地が広がっています。

高台エリアが極めて少なく、自然な勾配が少ないため、排水が困難な地形です。

新潟空港と港湾を活かした街づくりが進められていますが、災害リスク対策も重要です。

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