新潟市江南区の海抜(標高)は?亀田郷の低湿地、2028年開発エリアの安全性を解説

更新日:2025.12.16

新潟市江南区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに江南区にお住まいの方にとって、海抜(標高)の確認は非常に重要です。

2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。日本海側でも津波は発生します。

海抜の高さは、津波・洪水・大雨浸水すべての災害リスクに関係する重要な指標です。

この記事では、新潟市江南区の海抜をデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

 

江南区の海抜の特徴【データで見る】

新潟市江南区の海抜をデータで見てみましょう。

項目 データ
対象町名数 103町名
海抜平均 1.39m
海抜最高 9.1m(中野山)
海抜最低 -0.9m(亀田長潟)
海抜マイナス 26町名(25.2%)
海抜10m以上 0町名(0.0%)

江南区は海抜平均1.39mと、中央区(1.08m)や東区(1.47m)とほぼ同程度の低さです。

海抜10m以上はゼロで、4区の中で唯一、高台エリアが存在しません。

海抜マイナスエリアは26町名(25.2%)で、4区の中で2番目に多いです。

 

海抜が高い地域 TOP5【高台エリアなし】

江南区で海抜が高い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
中野山 9.1m 0 3 2
阿賀野 6.8m 0 3 3
沢海 6.5m 0 3 2
横越上町 5.7m 0 3 2
横越東町 5.4m 0 3 2

中野山は海抜9.1mと江南区で最も高く、津波リスクはゼロです。

しかし、海抜10m以上のエリアは存在せず、西区(12町名)や東区(3町名)と比べて高台が全くありません。

TOP5でも海抜5m〜9m台で、洪水・大雨浸水のリスクは中程度です。

 

海抜が低い地域 TOP5【海抜マイナスエリア】

江南区で海抜が低く、災害リスクが高い地域をご紹介します。

町名 海抜 津波 洪水 大雨浸水
亀田長潟 -0.9m 3 3 2
鐘木 -0.8m 3 3 2
鍋潟新田 -0.8m 3 3 2
東早通 -0.8m 0 3 2
清五郎 -0.7m 3 3 2

亀田長潟は海抜-0.9mと江南区で最も低く、津波・洪水のリスクが高いです。

海抜マイナスエリアは26町名(25.2%)で、東区(21.4%)よりも多く、4区の中で2番目に多いです。

鍋潟新田・清五郎など、「潟」の名がつく町名は海抜が低い傾向があります。

 

亀田地区の海抜【人気エリアの安全性】

江南区で最も人気の高い亀田地区(2028年開発予定)の海抜を見てみましょう。

亀田地区12町名の海抜平均は0.82mと非常に低いです。

町名 海抜 津波 特徴
亀田新明町 2.0m 0 最も高い
亀田水道町 1.8m 0 比較的高い
亀田東町 1.6m 0 比較的高い
亀田本町 1.5m 0 中心部
亀田早通 -0.3m 3 海抜マイナス
亀田長潟 -0.9m 3 最も低い

亀田地区の最高は亀田新明町(2.0m)、最低は亀田長潟(-0.9m)で、約2.9mの高低差があります。

12町名のうち2町名が海抜マイナスで、全体的に海抜が低いエリアです。

2028年開発予定の鳥屋野潟南部エリアは、排水対策が重要になります。

 

江南区の地形的特徴【亀田郷の低地】

江南区が海抜が低い理由は、亀田郷の地形にあります。

①亀田郷の低湿地

江南区は「亀田郷」と呼ばれる低湿地帯に位置します。

信濃川と阿賀野川に挟まれた平坦な地域で、かつては「地図にない湖」と呼ばれるほど水が溜まりやすい土地でした。

海抜10m以上のエリアがゼロで、全域が低地です。

②鳥屋野潟と排水システム

鳥屋野潟の水面は海抜マイナス2.5mと、新潟市で最も低い土地です。

新潟市の雨は鳥屋野潟に集まり、親松排水機場のポンプで信濃川に排出されます。

もしポンプが止まると、亀田郷は「地図にない湖」になってしまいます。

③「潟」の名がつく町名

亀田長潟・鍋潟新田など、「潟」の名がつく町名は、かつて潟湖だった名残で、海抜が低い傾向があります。

 

2028年鳥屋野潟南部開発【街づくりと排水対策】

江南区は2028年開業予定の鳥屋野潟南部開発が進行中です。

①鳥屋野潟南部開発計画

鳥屋野潟南部地区約270ヘクタールで、大型商業施設や住居エリアの開発が進められています。

2025年8月に土地整備着手、2027年4月に建物建設開始、2028年4月オープン予定です。

集客人数約5万6,000人、駐車場約2,800台を想定しています。

②開発と排水対策

開発予定地は海抜が低く、排水対策が非常に重要です。

土地区画整理事業により、排水設備の整備が同時に進められます。

鳥屋野潟の治水機能を確保しながら、商業開発を進める計画です。

③亀田地区の発展

亀田地区はJR信越本線や亀田バイパスが通り、交通の便に恵まれています。

中央区のベッドタウンとして宅地開発や商業開発が進んでいます。

2015年時点で年少人口割合が8区の中で最も高く、若い世代に人気です。

 

気を付けたほうがいいこと

江南区に住む場合、以下の対策を心がけましょう。

海抜マイナスエリアにお住まいの方

□自宅の海抜を確認する

□津波・洪水・大雨浸水のハザードマップを確認する

□最寄りの避難場所までの経路を確認する

□地震保険に加入する

□親松排水機場のポンプが重要なことを理解する

 

鳥屋野潟周辺にお住まいの方

□鳥屋野潟の水位に注意する

□大雨時は鳥屋野潟に雨水が集まることを理解する

□排水ポンプの機能が止まらないよう停電に備える

 

地震・津波への備え

□強い揺れを感じたらすぐに高台に避難する

□海抜10m以上の高台がないため、避難ビルを確認しておく

□津波警報が出たら速やかに避難する

 

大雨への備え

□側溝や雨どいを定期的に清掃する

□土のうや止水板を準備する

□雨水浸透ますや貯留タンクの設置を検討する

 

まとめ:江南区は低地で排水対策が重要

新潟市江南区は、海抜平均1.39mと非常に低く、災害リスクに注意が必要です。

中野山(9.1m)、阿賀野(6.8m)、沢海(6.5m)が海抜が高いエリアですが、海抜10m以上はゼロで、4区で唯一、高台エリアが存在しません。

一方、亀田長潟(-0.9m)など海抜マイナスのエリアは26町名(25.2%)で、4区の中で2番目に多いです。

亀田地区は海抜平均0.82mと非常に低く、2028年鳥屋野潟南部開発では排水対策が重要です。

江南区は信濃川と阿賀野川に挟まれた「亀田郷」と呼ばれる低湿地帯で、全域が低地です。

鳥屋野潟の水面は海抜マイナス2.5mで、親松排水機場のポンプによる排水が生活を支えています。

2028年開発により商業施設や住居エリアが整備されますが、排水対策も同時に進められます。

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