新潟市西区の海抜(標高)は?新潟砂丘の高台、五十嵐・寺尾地区の安全性を解説
新潟市西区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに西区にお住まいの方にとって、海抜(標高)の確認は非常に重要です。
2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。日本海側でも津波は発生します。
海抜の高さは、津波・洪水・大雨浸水すべての災害リスクに関係する重要な指標です。
この記事では、新潟市西区の海抜をデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

西区の海抜の特徴【データで見る】
新潟市西区の海抜をデータで見てみましょう。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 対象町名数 | 123町名 |
| 海抜平均 | 5.49m |
| 海抜最高 | 27.6m(寺尾西) |
| 海抜最低 | -1.8m(北場) |
| 海抜マイナス | 16町名(13.0%) |
| 海抜20m以上 | 12町名(9.8%) |
西区は海抜平均5.49mと、中央区(1.08m)よりも大幅に高い数値です。
海抜20m以上が12町名(9.8%)あり、4区の中で最も高台エリアが多いです。
海抜マイナスは16町名(13.0%)で、中央区(29.4%)よりも少ないです。
海抜が高い地域 TOP5【砂丘地形の高台】
西区で海抜が高く、災害リスクが低い地域をご紹介します。
| 町名 | 海抜 | 津波 | 洪水 | 大雨浸水 |
|---|---|---|---|---|
| 寺尾西 | 27.6m | 0 | 1 | 0 |
| 大学南 | 27.4m | 0 | 1 | 0 |
| 小針台 | 25.3m | 0 | 1 | 0 |
| 五十嵐東 | 25.2m | 3 | 1 | 0 |
| 寺尾中央公園 | 24.2m | 0 | 1 | 0 |
寺尾西は海抜27.6mと西区で最も高く、4区全体でも最高です。
大学南・小針台・五十嵐東も海抜25m前後で、津波・洪水・大雨浸水すべてのリスクが非常に低いです。
TOP5はすべて砂丘地形の高台エリアで、災害に非常に強い地域です。
海抜が低い地域 TOP5【海抜マイナスエリア】
西区で海抜が低く、災害リスクが高い地域をご紹介します。
| 町名 | 海抜 | 津波 | 洪水 | 大雨浸水 |
|---|---|---|---|---|
| 北場 | -1.8m | 3 | 3 | 3 |
| 寺尾東 | -1.3m | 0 | 1 | 0 |
| 大潟 | -1.2m | 3 | 3 | 2 |
| 寺尾前通 | -1.2m | 1 | 1 | 0 |
| 亀貝 | -1.1m | 3 | 3 | 3 |
北場は海抜-1.8mと西区で最も低く、津波・洪水・大雨浸水すべてのリスクが高いです。
興味深いのは、同じ「寺尾」地区内でも寺尾西(27.6m)と寺尾東(-1.3m)で海抜差が約29mもあることです。
これは、砂丘地形と砂丘間低地の高低差を表しています。
五十嵐地区の海抜【人気エリアの安全性】
西区で最も人気の高い五十嵐地区(新潟大学周辺)の海抜を見てみましょう。
五十嵐地区13町名の海抜平均は10.82mと非常に高いです。
| 町名 | 海抜 | 特徴 |
|---|---|---|
| 五十嵐東 | 25.2m | 最も高い |
| 五十嵐三の町中 | 21.9m | 高台エリア |
| 五十嵐西 | 17.0m | 高台エリア |
| 五十嵐三の町東 | 16.6m | 高台エリア |
| 五十嵐三の町西 | 16.4m | 高台エリア |
五十嵐地区の最高は五十嵐東(25.2m)、最低でも五十嵐上崎山(0.9m)で、全域で海抜が比較的高いです。
特に五十嵐東・五十嵐三の町中・五十嵐西など、海抜15m以上のエリアは災害リスクが非常に低いです。
西区の地形的特徴【新潟砂丘の高台】
西区が海抜が高い理由は、新潟砂丘の地形にあります。
①新潟砂丘の形成
新潟砂丘は角田山麓から村上市瀬波まで約70kmに及び、最大10列からなる日本最大級の砂丘です。
約7,600年前から形成が始まり、日本海からの季節風によって砂が運ばれて砂丘が築かれました。
西区の寺尾・五十嵐地区は、この新潟砂丘の高台に位置しています。
②砂丘地形と砂丘間低地の高低差
砂丘の尾根部分は海抜20m以上の高台ですが、砂丘と砂丘の間の低地は海抜マイナスになることもあります。
寺尾西(27.6m)と寺尾東(-1.3m)の約29mの高低差は、この砂丘地形の特徴を表しています。
③角田山北麓の地形
五十嵐地区は角田山北麓に位置し、山地から続く傾斜地で海抜が高いエリアです。
新川の河口部に位置しますが、地形的には高台で安全性が高いです。
西区の街づくり【砂丘地形を活かした開発】
西区は砂丘地形を活かした街づくりが進められています。
①坂井輪・内野地区の住宅開発
1960年代後半から、青山・小針・寺尾・内野地区で住宅開発が急速に進みました。
1964年新潟地震で坂井輪地区周辺の被害が比較的少なかったことも、開発が進んだ要因です。
砂丘の高台エリアは地盤が比較的安定しており、宅地開発に適していました。
②新潟大学の移転と五十嵐地区の発展
1975年、新潟大学が五十嵐地区に移転し、周辺の開発が加速しました。
五十嵐地区は海抜が高く、学生や教職員が安心して住める環境が整っています。
③砂丘地を活かした農業
西区の砂丘地では、新潟すいか・いもジェンヌ(さつまいも)・赤塚大根など、特産品の栽培が盛んです。
砂丘の水はけの良さを活かした農業が発展しています。
④越後線の電化と利便性向上
1984年、越後線が全線電化され、運行本数が大幅に増加しました。
青山駅・小針駅・寺尾駅・新潟大学前駅・内野駅など、海抜が高いエリアに駅があり、利便性が高いです。
気を付けたほうがいいこと
西区に住む場合、以下の対策を心がけましょう。
高台エリアにお住まいの方
□海抜10m以上の高台エリアは災害リスクが低い
□ただし地震時の揺れには注意(砂丘は液状化リスクあり)
□急斜面がある場所では土砂災害に注意
海抜マイナスエリアにお住まいの方
□自宅の海抜を確認する
□津波・洪水・大雨浸水のハザードマップを確認する
□最寄りの避難場所までの経路を確認する
□地震保険に加入する
地震・津波への備え
□強い揺れを感じたらすぐに高台に避難する
□海抜10m以上の高台や津波避難ビルを確認しておく
□砂丘地形は液状化リスクがあることを理解する
まとめ:西区は砂丘の高台で災害に強い
新潟市西区は、海抜平均5.49mと中央区(1.08m)よりも大幅に高く、災害リスクが低いエリアです。
寺尾西(27.6m)、大学南(27.4m)、小針台(25.3m)など、海抜20m以上の高台が12町名(9.8%)あり、4区で最も多いです。
五十嵐地区は海抜平均10.82mで、五十嵐東(25.2m)をはじめ全域で海抜が高く、非常に安全なエリアです。
一方、北場(-1.8m)など海抜マイナスのエリアも16町名(13.0%)あり、注意が必要です。
西区は新潟砂丘の高台に位置し、砂丘地形を活かした街づくりが進められています。
1960年代後半から坂井輪・内野地区で住宅開発が進み、1964年新潟地震で被害が少なかったことも開発が加速した要因です。
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