新潟市4区を徹底比較~津波リスク~
新潟市でマイホームの購入や賃貸を検討している方にとって、どの区を選ぶかは非常に重要な決断です。
1964年新潟地震では、津波が信濃川を遡上し、新潟市中心部で浸水被害が発生しました。
新潟市の中央区・西区・東区・江南区は、それぞれ津波リスクが大きく異なります。
この記事では、新潟市4区の津波リスクを徹底比較し、各区の特徴と安全なエリアをご紹介します。

新潟市4区の津波リスク比較【一目でわかる】
まずは、新潟市4区の津波リスクをデータで比較してみましょう。
| 区名 | 町名数 | 津波平均 | スコア4 | スコア3以上 | スコア0 |
|---|---|---|---|---|---|
| 中央区 | 211町名 | 2.55 | 4町名 | 74.4% | 7.1% |
| 西区 | 123町名 | 1.21 | 6町名 | 35.8% | 58.5% |
| 東区 | 103町名 | 1.71 | 8町名 | 40.8% | 36.9% |
| 江南区 | 103町名 | 0.30 | 0町名 | 4.9% | 86.4% |
このデータから、以下のことがわかります。
- 中央区:平均スコア2.55と最も高く、スコア3以上が74.4%
- 西区:平均スコア1.21、スコア0が58.5%と過半数
- 東区:スコア4が8町名と最も多い、空港・港湾エリア
- 江南区:平均スコア0.30と圧倒的に低く、スコア0が86.4%
1964年新潟地震の津波被害【歴史から学ぶ】
1964年6月16日、新潟県沖を震源とするマグニチュード7.5の新潟地震が発生しました。
地震発生から約15分後、津波が日本海沿岸を襲い、新潟市では高さ4mの津波を観測しました。
津波は信濃川を遡上し、新潟市中心部(現在の中央区)の低地で浸水被害が発生しました。
特に信濃川右岸の山ノ下地区など、信濃川流域を中心に広範囲で浸水し、一部の地域では冠水が1ヶ月に及びました。
新潟空港の滑走路も津波と液状化により冠水し、新潟港内では火災が発生しました。
この教訓から、新潟市では津波ハザードマップの作成や津波避難ビルの指定が進められています。
各区の特徴を徹底比較【どの区が安全?】
津波リスクだけでなく、各区の地理的特徴も理解して総合的に判断することが大切です。
🏙️ 中央区:信濃川河口、津波リスク最高
- 津波平均スコア2.55と4区で最高
- スコア3以上が74.4%と非常に多い
- 信濃川河口に位置し、津波の影響を受けやすい
- 海抜5m以下でスコア3以上のエリアが150町名
- 新潟駅周辺で利便性が高いが津波リスクも高い
🌾 西区:高台と海岸で津波リスクが大きく異なる
- 津波平均スコア1.21と2番目に低い
- スコア0が58.5%と過半数
- 五十嵐地区の高台(海抜20m以上)は津波リスクなし
- 海岸沿いや信濃川沿いはスコア3以上
- 海抜10m以上のエリアが24町名と4区で最多
✈️ 東区:空港・港湾エリアで津波リスク高い
- 津波平均スコア1.71
- スコア4が8町名と4区で最も多い
- 新潟空港・新潟港周辺で高リスク
- 阿賀野川遡上リスクあり(41町名)
- 内陸部はスコア0のエリアあり(38町名)
🏗️ 江南区:内陸エリア、津波リスク最低
- 津波平均スコア0.30と圧倒的に低い
- スコア0が86.4%と大部分が安全
- スコア4の町名はゼロ(唯一)
- 内陸に位置し、海岸線から離れている
- 2028年開発で将来性が高い
新潟市4区で津波リスクが低い地域 TOP5
4区全体の中から、津波リスクが特に低い安全なエリアをご紹介します。
| 順位 | 区名 | 町名 | 津波スコア | 海抜 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 西区 | 寺尾西 | 0 | 27.6m |
| 2位 | 西区 | 大学南 | 0 | 27.4m |
| 3位 | 西区 | 小針台 | 0 | 25.3m |
| 4位 | 西区 | 寺尾中央公園 | 0 | 24.2m |
| 5位 | 西区 | 内野山手 | 0 | 23.1m |
TOP5はすべて西区の高台エリアで、海抜20m以上、津波リスクなし(スコア0)です。
西区の五十嵐地区・寺尾地区・小針地区の高台は、津波に対して非常に安全なエリアです。
江南区も86.4%がスコア0で安全ですが、海抜は西区の高台ほど高くありません。
新潟市4区で津波リスクが高い地域 TOP5
一方で、4区全体の中で特に注意が必要なエリアもご紹介します。
| 順位 | 区名 | 町名 | 津波スコア | 海抜 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東区 | 桃山町 | 4 | -0.8m |
| 2位 | 東区 | 松浜町 | 4 | 0.1m |
| 3位 | 東区 | 臨港 | 4 | 0.2m |
| 4位 | 東区 | 空港西 | 4 | 1.4m |
| 5位 | 東区 | 船江町 | 4 | 1.5m |
TOP5のうち5つすべてが東区で、新潟空港や新潟港周辺に集中しています。
桃山町は海抜-0.8mと4区で最も低く、津波リスクが非常に高いエリアです。
東区はスコア4が8町名と4区で最も多く、海岸線が長いため高リスクエリアが多いです。
信濃川・阿賀野川遡上リスク【河川沿いの注意点】
新潟市の津波リスクで特に注意が必要なのが、信濃川・阿賀野川を遡上する津波です。
海抜3m以下でスコア3以上のエリア(河川遡上リスク):
- 中央区: 141町名(信濃川河口、最も多い)
- 東区: 41町名(阿賀野川河口)
- 西区: 34町名(信濃川沿い)
- 江南区: 5町名(内陸のため少ない)
中央区は信濃川河口に位置し、河川遡上による津波リスクが最も高いです。
東区は阿賀野川河口に近く、河川遡上リスクがあります。
信濃川・阿賀野川沿いにお住まいの方は、津波警報が発表されたら速やかに高台に避難してください。
ライフスタイル別おすすめエリア【津波リスクで選ぶ】
あなたのライフスタイルに合わせて、最適な区を選びましょう。
| 重視するポイント | おすすめの区 | 理由 |
|---|---|---|
| 津波リスク最小 | 江南区 | スコア0が86.4%、内陸エリア |
| 高台の安全性 | 西区(五十嵐地区) | 海抜20m以上、スコア0 |
| 将来性 | 江南区(亀田地区) | 2028年開発+津波リスク低 |
| 利便性 | 中央区(内陸部) | 新潟駅近く、内陸部ならスコア0 |
| 空港アクセス | 東区(内陸部) | 空港近く、内陸部はスコア0 |
津波対策チェックリスト【全区共通】
どの区に住む場合でも、以下の津波対策は必須です。
□住まハザで自宅の町名を検索し、津波スコアを確認する
□津波ハザードマップを確認し、浸水想定区域を把握する
□最寄りの津波避難ビルまでの経路を確認する
□複数の避難ルートを家族で確認しておく
□地震保険に加入する(津波被害も補償対象)
□非常用持ち出し袋を玄関近くに置く
□家族の連絡方法を決めておく
□1964年新潟地震の教訓を学ぶ
まとめ:津波リスクは区によって大きく異なる
新潟市4区の津波リスクを比較してきました。
中央区は津波スコア平均2.55と最も高く、信濃川河口に位置するため津波リスクが高いです。
西区は平均1.21で、五十嵐地区の高台(海抜20m以上)は津波リスクがなく、4区で最も安全なエリアです。
東区は平均1.71で、スコア4が8町名と最も多く、新潟空港・新潟港周辺で津波リスクが高いです。
江南区は平均0.30と圧倒的に低く、スコア0が86.4%で、内陸エリアのため津波リスクが最も低いです。
津波リスクを避けるなら、江南区の内陸部か西区の高台エリアがおすすめです。
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