新潟市4区を徹底比較~津波リスク~

更新日:2025.12.16

新潟市でマイホームの購入や賃貸を検討している方にとって、どの区を選ぶかは非常に重要な決断です。

1964年新潟地震では、津波が信濃川を遡上し、新潟市中心部で浸水被害が発生しました。

新潟市の中央区・西区・東区・江南区は、それぞれ津波リスクが大きく異なります。

この記事では、新潟市4区の津波リスクを徹底比較し、各区の特徴と安全なエリアをご紹介します。

 

新潟市4区の津波リスク比較【一目でわかる】

まずは、新潟市4区の津波リスクをデータで比較してみましょう。

区名 町名数 津波平均 スコア4 スコア3以上 スコア0
中央区 211町名 2.55 4町名 74.4% 7.1%
西区 123町名 1.21 6町名 35.8% 58.5%
東区 103町名 1.71 8町名 40.8% 36.9%
江南区 103町名 0.30 0町名 4.9% 86.4%

このデータから、以下のことがわかります。

  • 中央区:平均スコア2.55と最も高く、スコア3以上が74.4%
  • 西区:平均スコア1.21、スコア0が58.5%と過半数
  • 東区:スコア4が8町名と最も多い、空港・港湾エリア
  • 江南区:平均スコア0.30と圧倒的に低く、スコア0が86.4%

 

1964年新潟地震の津波被害【歴史から学ぶ】

1964年6月16日、新潟県沖を震源とするマグニチュード7.5の新潟地震が発生しました。

地震発生から約15分後、津波が日本海沿岸を襲い、新潟市では高さ4mの津波を観測しました。

津波は信濃川を遡上し、新潟市中心部(現在の中央区)の低地で浸水被害が発生しました。

特に信濃川右岸の山ノ下地区など、信濃川流域を中心に広範囲で浸水し、一部の地域では冠水が1ヶ月に及びました。

新潟空港の滑走路も津波と液状化により冠水し、新潟港内では火災が発生しました。

この教訓から、新潟市では津波ハザードマップの作成や津波避難ビルの指定が進められています。

 

各区の特徴を徹底比較【どの区が安全?】

津波リスクだけでなく、各区の地理的特徴も理解して総合的に判断することが大切です。

🏙️ 中央区:信濃川河口、津波リスク最高

  • 津波平均スコア2.55と4区で最高
  • スコア3以上が74.4%と非常に多い
  • 信濃川河口に位置し、津波の影響を受けやすい
  • 海抜5m以下でスコア3以上のエリアが150町名
  • 新潟駅周辺で利便性が高いが津波リスクも高い

🌾 西区:高台と海岸で津波リスクが大きく異なる

  • 津波平均スコア1.21と2番目に低い
  • スコア0が58.5%と過半数
  • 五十嵐地区の高台(海抜20m以上)は津波リスクなし
  • 海岸沿いや信濃川沿いはスコア3以上
  • 海抜10m以上のエリアが24町名と4区で最多

✈️ 東区:空港・港湾エリアで津波リスク高い

  • 津波平均スコア1.71
  • スコア4が8町名と4区で最も多い
  • 新潟空港・新潟港周辺で高リスク
  • 阿賀野川遡上リスクあり(41町名)
  • 内陸部はスコア0のエリアあり(38町名)

🏗️ 江南区:内陸エリア、津波リスク最低

  • 津波平均スコア0.30と圧倒的に低い
  • スコア0が86.4%と大部分が安全
  • スコア4の町名はゼロ(唯一)
  • 内陸に位置し、海岸線から離れている
  • 2028年開発で将来性が高い

 

新潟市4区で津波リスクが低い地域 TOP5

4区全体の中から、津波リスクが特に低い安全なエリアをご紹介します。

順位 区名 町名 津波スコア 海抜
1位 西区 寺尾西 0 27.6m
2位 西区 大学南 0 27.4m
3位 西区 小針台 0 25.3m
4位 西区 寺尾中央公園 0 24.2m
5位 西区 内野山手 0 23.1m

TOP5はすべて西区の高台エリアで、海抜20m以上、津波リスクなし(スコア0)です。

西区の五十嵐地区・寺尾地区・小針地区の高台は、津波に対して非常に安全なエリアです。

江南区も86.4%がスコア0で安全ですが、海抜は西区の高台ほど高くありません。

 

新潟市4区で津波リスクが高い地域 TOP5

一方で、4区全体の中で特に注意が必要なエリアもご紹介します。

順位 区名 町名 津波スコア 海抜
1位 東区 桃山町 4 -0.8m
2位 東区 松浜町 4 0.1m
3位 東区 臨港 4 0.2m
4位 東区 空港西 4 1.4m
5位 東区 船江町 4 1.5m

TOP5のうち5つすべてが東区で、新潟空港や新潟港周辺に集中しています。

桃山町は海抜-0.8mと4区で最も低く、津波リスクが非常に高いエリアです。

東区はスコア4が8町名と4区で最も多く、海岸線が長いため高リスクエリアが多いです。

 

信濃川・阿賀野川遡上リスク【河川沿いの注意点】

新潟市の津波リスクで特に注意が必要なのが、信濃川・阿賀野川を遡上する津波です。

海抜3m以下でスコア3以上のエリア(河川遡上リスク):

  • 中央区: 141町名(信濃川河口、最も多い)
  • 東区: 41町名(阿賀野川河口)
  • 西区: 34町名(信濃川沿い)
  • 江南区: 5町名(内陸のため少ない)

中央区は信濃川河口に位置し、河川遡上による津波リスクが最も高いです。

東区は阿賀野川河口に近く、河川遡上リスクがあります。

信濃川・阿賀野川沿いにお住まいの方は、津波警報が発表されたら速やかに高台に避難してください。

 

ライフスタイル別おすすめエリア【津波リスクで選ぶ】

あなたのライフスタイルに合わせて、最適な区を選びましょう。

重視するポイント おすすめの区 理由
津波リスク最小 江南区 スコア0が86.4%、内陸エリア
高台の安全性 西区(五十嵐地区) 海抜20m以上、スコア0
将来性 江南区(亀田地区) 2028年開発+津波リスク低
利便性 中央区(内陸部) 新潟駅近く、内陸部ならスコア0
空港アクセス 東区(内陸部) 空港近く、内陸部はスコア0

 

津波対策チェックリスト【全区共通】

どの区に住む場合でも、以下の津波対策は必須です。

□住まハザで自宅の町名を検索し、津波スコアを確認する

□津波ハザードマップを確認し、浸水想定区域を把握する

□最寄りの津波避難ビルまでの経路を確認する

□複数の避難ルートを家族で確認しておく

□地震保険に加入する(津波被害も補償対象)

□非常用持ち出し袋を玄関近くに置く

□家族の連絡方法を決めておく

□1964年新潟地震の教訓を学ぶ

 

まとめ:津波リスクは区によって大きく異なる

新潟市4区の津波リスクを比較してきました。

中央区は津波スコア平均2.55と最も高く、信濃川河口に位置するため津波リスクが高いです。

西区は平均1.21で、五十嵐地区の高台(海抜20m以上)は津波リスクがなく、4区で最も安全なエリアです。

東区は平均1.71で、スコア4が8町名と最も多く、新潟空港・新潟港周辺で津波リスクが高いです。

江南区は平均0.30と圧倒的に低く、スコア0が86.4%で、内陸エリアのため津波リスクが最も低いです。

津波リスクを避けるなら、江南区の内陸部か西区の高台エリアがおすすめです。

住まハザでは、新潟市全540町名について、津波リスクだけでなく洪水・液状化・浸水・海抜の情報を無料で検索できます。

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