新潟市中央区の津波リスクの特徴

更新日:2025.12.16

新潟市中央区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに中央区にお住まいの方にとって、津波リスクの確認は重要です。

1964年の新潟地震では、津波が信濃川を遡上し、新潟市中心部で浸水被害が発生しました。

中央区は新潟市の中心部であり、信濃川河口に位置するため、津波リスクが4区の中で最も高いエリアです。

この記事では、新潟市中央区の津波リスクをデータで詳しく解説し、安全なエリアと注意が必要なエリアをご紹介します。

 

1964年新潟地震の津波被害【歴史から学ぶ】

1964年6月16日、新潟県沖を震源とするマグニチュード7.5の新潟地震が発生しました。

地震発生から約15分後、津波が日本海沿岸を襲い、新潟市では高さ4mの津波を観測しました。

津波は信濃川を遡上し、新潟市中心部の低地で浸水被害が発生しました。

特に信濃川右岸の山ノ下地区など、信濃川流域を中心に広範囲で浸水し、一部の地域では冠水が1ヶ月に及びました。

この教訓から、新潟市では津波ハザードマップの作成や津波避難ビルの指定が進められています。

 

中央区の津波リスクの特徴【データで見る】

新潟市中央区の津波リスクをデータで見てみましょう。

項目 データ
対象町名数 211町名
津波スコア平均 2.55
スコア3以上の割合 74.4%
スコア4(最高リスク) 4町名(1.9%)
スコア0(リスクなし) 15町名(7.1%)

中央区は津波スコア平均2.55と、4区の中で最も高い数値です。

スコア3以上が74.4%を占め、信濃川河口に位置する中央区の津波リスクの高さを示しています。

海抜5m以下でスコア3以上のエリアが150町名あり、信濃川遡上による津波リスクが高い地域が多いです。

 

津波リスクが高い地域 TOP5

中央区で特に津波リスクが高い地域をご紹介します。

町名 津波スコア 海抜 特徴
海辺町 4 2.6m 海岸に近い
雲雀町 4 4.8m 海岸エリア
関南町 4 5.3m 海岸エリア
西船見町 4 17.9m 新潟港周辺
曙町 3 -0.6m 海抜マイナス

スコア4の4町名は、いずれも海岸に近いエリアです。

西船見町は海抜17.9mと高いですが、新潟港に近く津波の影響を受けやすいエリアです。

曙町は海抜-0.6mで、津波リスクに加えて液状化リスクも高い地域です。

 

津波リスクが低い地域 TOP5

中央区にも津波リスクが低い安全なエリアがあります。

町名 津波スコア 海抜 特徴
鵜ノ子 0 -1.0m 津波リスクなし
嘉木 0 -0.4m 津波リスクなし
南長潟 0 -0.3m 津波リスクなし
旭町通 0 4.2m 内陸エリア
美咲町 0 4.2m 内陸エリア

スコア0の15町名は、信濃川から離れた内陸エリアに多く分布しています。

鵜ノ子・嘉木・南長潟は海抜マイナスですが、津波リスクはスコア0です。

旭町通・美咲町は海抜4.2mで、内陸エリアのため津波リスクが低いです。

 

信濃川遡上リスク【中央区特有の注意点】

中央区の津波リスクで特に注意が必要なのが、信濃川を遡上する津波です。

1964年新潟地震では、津波が信濃川を遡上し、河口から離れた内陸部でも浸水被害が発生しました。

海抜5m以下でスコア3以上のエリアが150町名あり、これらは信濃川遡上による津波リスクが高い地域です。

信濃川沿いにお住まいの方は、津波警報が発表されたら速やかに高台や津波避難ビルに避難してください。

 

津波避難ビル・避難場所について

新潟市では、津波浸水区域内に津波避難ビルを指定しています。

中央区には複数の津波避難ビルがあり、津波警報が発表された際に避難できます。

津波避難ビルは、鉄筋コンクリート造で耐震性があり、想定される津波浸水深に対して十分な高さがある建物です。

お住まいの地域の津波避難ビルは、新潟市ホームページの「津波避難ビル・津波避難場所」ページで確認できます。

 

津波から身を守るための行動

津波から命を守るために、以下の行動を心がけましょう。

地震が起きたら

□強い揺れや長い揺れを感じたら、すぐに高台や津波避難ビルに避難する

□津波警報を待たずに避難を開始する

□海岸や信濃川沿いからすぐに離れる

 

津波警報が出たら

□テレビやラジオ、スマートフォンで情報を確認する

□津波注意報や津波警報が解除されるまで避難を続ける

□津波は第一波が最大とは限らない(繰り返し来襲)

 

避難時の注意

□車での避難は渋滞の原因になるため徒歩で避難

□海や川の様子を見に行かない

□避難指示が出たら速やかに従う

 

今住んでいる人・賃貸の方向け対策

すでに中央区に住んでいる方や、賃貸にお住まいの方も、津波対策ができます。

事前の備え

□自宅から最寄りの津波避難ビルまでの経路を確認する

□複数の避難ルートを家族で確認しておく

□津波ハザードマップを確認し、浸水想定区域を把握する

□非常用持ち出し袋を玄関近くに置く

□家族の連絡方法を決めておく

 

賃貸の方向け

□建物の階数を確認する(3階以上なら垂直避難も可能)

□大家さんや管理会社に避難計画を確認する

□津波リスクを理解した上で住む

 

持ち家の方向け

□地震保険に加入する(津波被害も補償対象)

□建物の耐震性を確認する

□家具の固定をする

 

まとめ:中央区は4区で最も津波リスクが高い

新潟市中央区は、津波スコア平均2.55と4区の中で最も高く、スコア3以上が74.4%を占めています。

信濃川河口に位置し、1964年新潟地震では津波が信濃川を遡上して浸水被害が発生しました。

海辺町・雲雀町・関南町・西船見町の4町名はスコア4の最高リスクエリアです。

一方、鵜ノ子・嘉木・旭町通など15町名はスコア0で津波リスクが低いエリアです。

中央区にお住まいの方は、津波ハザードマップと津波避難ビルの場所を確認し、日頃から備えをしておきましょう。

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