新潟市のハザードマップ4区徹底比較|災害リスクで見る住まい選び
新潟市で住まいを探すなら、どの区が最も安全でしょうか?答えはハザードマップにあります。
西区の五十嵐・寺尾地区は災害リスクが極めて低く、中央区・東区・江南区の低地エリアは高リスクです。この違いを知っているかどうかで、あなたの生活は大きく変わります。
この記事では、新潟市4区のハザードマップを徹底比較し、災害リスクに基づいた住まい選びのポイントをご紹介します。

新潟市4区のハザードマップ 基本情報
新潟市4区は、それぞれ異なる地形的特徴により、ハザードマップの内容が大きく異なります。
新潟市が作成しているハザードマップの種類
| 種類 | 目的 | 更新日 |
|---|---|---|
| 総合ハザードマップ | 中学校区ごとに5種類を統合 | 平成30年度作成 |
| 洪水ハザードマップ | 河川氾濫時の浸水想定 | 2025年8月1日更新 |
| 津波ハザードマップ | 津波浸水想定・到達時間 | 国の新指針に基づき作成 |
| 浸水ハザードマップ | 大雨時の内水氾濫想定 | 1998年豪雨を想定 |
| 液状化マップ | 液状化リスクの分布 | 北陸地方整備局作成 |
4区の地形比較【海抜データで見る災害リスク】
ハザードマップの内容を理解するには、まず各区の地形的特徴を知ることが重要です。
| 区名 | 海抜平均 | 海抜10m以上 | 地形的特徴 |
|---|---|---|---|
| 西区 | 5.49m | 47.9% | 新潟砂丘の高台、最も安全 |
| 東区 | 1.47m | 2.9% | 阿賀野川河口平坦地、高台少 |
| 江南区 | 1.39m | 0% | 亀田郷低湿地、高台ゼロ |
| 中央区 | 1.08m | 5.0% | 信濃川河口低地、一部高台 |
洪水ハザードマップ【4区の比較】
洪水リスクは、河川との距離と海抜により大きく異なります。
各区の洪水リスク
| 区名 | 主な河川 | 洪水リスク | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 西区 | 西川・新川 | ◎〜△ | 高台は低リスク、低地は注意 |
| 中央区 | 信濃川 | × 高 | 河口の低地、広範囲に浸水 |
| 東区 | 阿賀野川 | × 高 | 河口の低地、広範囲に浸水 |
| 江南区 | 信濃川・阿賀野川 | × 非常に高 | 両河川に挟まれ、複合氾濫 |
洪水ハザードマップで確認すること
- 自宅の浸水想定(深さと範囲)
- 家屋倒壊等氾濫想定区域(特に危険)
- 複合氾濫の可能性(外水+内水)
- 避難所の位置(浸水想定区域外)
津波ハザードマップ【4区の比較】
津波リスクは、海抜と日本海・河川との距離により異なります。
各区の津波リスク
| 区名 | 津波リスク | 1964年新潟地震 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 西区(高台) | ◎ 低い | 被害少 | 高台への避難 |
| 西区(低地) | △ 中程度 | 一部浸水 | 津波避難ビル、高台へ |
| 中央区 | × 高い | 津波4m、広範囲浸水 | 津波避難ビル多数指定 |
| 東区 | × 非常に高 | 空港冠水、広範囲浸水 | 津波避難ビル必須 |
| 江南区 | ○ 中程度 | 河川遡上で浸水 | 津波避難ビル、避難所 |
津波ハザードマップで確認すること
- 津波浸水想定(深さと範囲)
- 津波到達時間(何分後に来るか)
- せり上がり現象(建物に衝突して高く跳ね上がる)
- 津波避難ビルの位置(3階以上)
浸水ハザードマップ【4区の比較】
内水氾濫リスクは、排水能力と海抜により異なります。
各区の内水氾濫リスク
| 区名 | 浸水リスク | 1998年豪雨 | 排水システム |
|---|---|---|---|
| 西区(高台) | ◎ 低い | 被害少 | 自然排水 |
| 西区(低地) | △ 中程度 | 浸水発生 | 排水機場依存 |
| 中央区 | × 非常に高 | 1万棟以上浸水 | 排水機場、ポンプ故障 |
| 東区 | × 高い | 浸水発生 | 排水機場依存 |
| 江南区 | × 非常に高 | 浸水発生 | 親松排水機場依存 |
浸水ハザードマップで確認すること
- 想定降雨(1998年豪雨:時間最大97mm)
- 浸水想定(深さと範囲)
- 排水機場の位置と能力
- 垂直避難の可否(2階以上)
液状化マップ【4区の比較】
液状化リスクは、地盤の種類により大きく異なります。
各区の液状化リスク
| 区名 | 液状化リスク | 1964年新潟地震 | 地盤の特徴 |
|---|---|---|---|
| 西区(高台) | ◎ 低い | 被害少 | 砂丘尾根部、固い地盤 |
| 西区(低地) | △ 中程度 | 液状化発生 | 砂丘間低地、緩い地盤 |
| 中央区 | × 高い | アパート倒壊、橋落橋 | 埋立地、旧河川敷 |
| 東区 | × 高い | 空港冠水、建物傾斜 | 沖積平野、砂質地盤 |
| 江南区 | × 高い | 建物沈下・傾斜 | 泥炭層、軟弱地盤 |
液状化マップで確認すること
- 液状化リスク(高・中・低)
- 過去の液状化発生状況
- 地盤改良の必要性
- 地震保険の加入検討
4区の災害リスク総合評価【住まい選びの参考に】
ハザードマップから見た、4区の災害リスク総合評価です。
| 区名 | 洪水 | 津波 | 浸水 | 液状化 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 西区(高台) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ★★★★★ |
| 西区(低地) | △ | △ | △ | △ | ★★★☆☆ |
| 中央区(高台) | ○ | ○ | ○ | ○ | ★★★★☆ |
| 中央区(低地) | × | × | × | × | ★☆☆☆☆ |
| 東区 | × | × | × | × | ★☆☆☆☆ |
| 江南区 | × | ○ | × | × | ★☆☆☆☆ |
区別チェックリスト【今すぐ確認すべきこと】
お住まいの区に応じて、確認すべきハザードマップが異なります。
西区(高台エリア)にお住まいの方
□地震への備え(家具の転倒防止、非常持ち出し袋)
□地震保険への加入
□避難所の確認
中央区・東区・江南区・西区(低地)にお住まいの方
□洪水ハザードマップで河川氾濫時の浸水想定を確認
□津波ハザードマップで津波浸水想定と到達時間を確認
□浸水ハザードマップで大雨時の内水氾濫リスクを確認
□液状化マップで地盤の液状化リスクを確認
□津波避難ビルの場所を複数確認
□地震保険に加入
まとめ:ハザードマップで区の違いを知ろう
新潟市4区のハザードマップについて徹底比較してきました。
西区の五十嵐・寺尾地区(海抜20m以上)は、洪水・津波・浸水・液状化のすべてのリスクが低く、新潟市で最も安全なエリアです。
中央区・東区・江南区の低地エリアは、すべての災害リスクが高く、ハザードマップの確認が必須です。
東区は海抜10m以上のエリアがわずか2.9%、江南区は0%で、高台がほとんどありません。
中央区は信濃川河口、東区は阿賀野川河口、江南区は両河川に挟まれ、洪水・津波のリスクが非常に高いです。
1964年新潟地震では、中央区で川岸町アパートが倒壊し昭和大橋が落橋、東区で新潟空港が冠水しました。
1998年豪雨では、中央区で1万棟以上が浸水し、排水機場のポンプ故障が被害を拡大させました。
ハザードマップは、新潟市公式サイト、にいがたeマップ、区役所で入手できます(2025年8月1日更新)。
住まい選びでは、ハザードマップで災害リスクを確認し、リスクに応じた対策を実施することが重要です。
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