新潟市のハザードマップ4区徹底比較|災害リスクで見る住まい選び

更新日:2026.01.16

新潟市で住まいを探すなら、どの区が最も安全でしょうか?答えはハザードマップにあります。

西区の五十嵐・寺尾地区は災害リスクが極めて低く、中央区・東区・江南区の低地エリアは高リスクです。この違いを知っているかどうかで、あなたの生活は大きく変わります。

この記事では、新潟市4区のハザードマップを徹底比較し、災害リスクに基づいた住まい選びのポイントをご紹介します。

 

新潟市4区のハザードマップ 基本情報

新潟市4区は、それぞれ異なる地形的特徴により、ハザードマップの内容が大きく異なります。

新潟市が作成しているハザードマップの種類

種類 目的 更新日
総合ハザードマップ 中学校区ごとに5種類を統合 平成30年度作成
洪水ハザードマップ 河川氾濫時の浸水想定 2025年8月1日更新
津波ハザードマップ 津波浸水想定・到達時間 国の新指針に基づき作成
浸水ハザードマップ 大雨時の内水氾濫想定 1998年豪雨を想定
液状化マップ 液状化リスクの分布 北陸地方整備局作成

 

4区の地形比較【海抜データで見る災害リスク】

ハザードマップの内容を理解するには、まず各区の地形的特徴を知ることが重要です。

区名 海抜平均 海抜10m以上 地形的特徴
西区 5.49m 47.9% 新潟砂丘の高台、最も安全
東区 1.47m 2.9% 阿賀野川河口平坦地、高台少
江南区 1.39m 0% 亀田郷低湿地、高台ゼロ
中央区 1.08m 5.0% 信濃川河口低地、一部高台

 

洪水ハザードマップ【4区の比較】

洪水リスクは、河川との距離と海抜により大きく異なります。

各区の洪水リスク

区名 主な河川 洪水リスク 特徴
西区 西川・新川 ◎〜△ 高台は低リスク、低地は注意
中央区 信濃川 × 高 河口の低地、広範囲に浸水
東区 阿賀野川 × 高 河口の低地、広範囲に浸水
江南区 信濃川・阿賀野川 × 非常に高 両河川に挟まれ、複合氾濫

洪水ハザードマップで確認すること

  • 自宅の浸水想定(深さと範囲)
  • 家屋倒壊等氾濫想定区域(特に危険)
  • 複合氾濫の可能性(外水+内水)
  • 避難所の位置(浸水想定区域外)

 

津波ハザードマップ【4区の比較】

津波リスクは、海抜と日本海・河川との距離により異なります。

各区の津波リスク

区名 津波リスク 1964年新潟地震 対策
西区(高台) ◎ 低い 被害少 高台への避難
西区(低地) △ 中程度 一部浸水 津波避難ビル、高台へ
中央区 × 高い 津波4m、広範囲浸水 津波避難ビル多数指定
東区 × 非常に高 空港冠水、広範囲浸水 津波避難ビル必須
江南区 ○ 中程度 河川遡上で浸水 津波避難ビル、避難所

津波ハザードマップで確認すること

  • 津波浸水想定(深さと範囲)
  • 津波到達時間(何分後に来るか)
  • せり上がり現象(建物に衝突して高く跳ね上がる)
  • 津波避難ビルの位置(3階以上)

 

浸水ハザードマップ【4区の比較】

内水氾濫リスクは、排水能力と海抜により異なります。

各区の内水氾濫リスク

区名 浸水リスク 1998年豪雨 排水システム
西区(高台) ◎ 低い 被害少 自然排水
西区(低地) △ 中程度 浸水発生 排水機場依存
中央区 × 非常に高 1万棟以上浸水 排水機場、ポンプ故障
東区 × 高い 浸水発生 排水機場依存
江南区 × 非常に高 浸水発生 親松排水機場依存

浸水ハザードマップで確認すること

  • 想定降雨(1998年豪雨:時間最大97mm)
  • 浸水想定(深さと範囲)
  • 排水機場の位置と能力
  • 垂直避難の可否(2階以上)

 

液状化マップ【4区の比較】

液状化リスクは、地盤の種類により大きく異なります。

各区の液状化リスク

区名 液状化リスク 1964年新潟地震 地盤の特徴
西区(高台) ◎ 低い 被害少 砂丘尾根部、固い地盤
西区(低地) △ 中程度 液状化発生 砂丘間低地、緩い地盤
中央区 × 高い アパート倒壊、橋落橋 埋立地、旧河川敷
東区 × 高い 空港冠水、建物傾斜 沖積平野、砂質地盤
江南区 × 高い 建物沈下・傾斜 泥炭層、軟弱地盤

液状化マップで確認すること

  • 液状化リスク(高・中・低)
  • 過去の液状化発生状況
  • 地盤改良の必要性
  • 地震保険の加入検討

 

4区の災害リスク総合評価【住まい選びの参考に】

ハザードマップから見た、4区の災害リスク総合評価です。

区名 洪水 津波 浸水 液状化 総合評価
西区(高台) ★★★★★
西区(低地) ★★★☆☆
中央区(高台) ★★★★☆
中央区(低地) × × × × ★☆☆☆☆
東区 × × × × ★☆☆☆☆
江南区 × × × ★☆☆☆☆

 

区別チェックリスト【今すぐ確認すべきこと】

お住まいの区に応じて、確認すべきハザードマップが異なります。

西区(高台エリア)にお住まいの方

□地震への備え(家具の転倒防止、非常持ち出し袋)

□地震保険への加入

□避難所の確認

 

中央区・東区・江南区・西区(低地)にお住まいの方

□洪水ハザードマップで河川氾濫時の浸水想定を確認

□津波ハザードマップで津波浸水想定と到達時間を確認

□浸水ハザードマップで大雨時の内水氾濫リスクを確認

□液状化マップで地盤の液状化リスクを確認

□津波避難ビルの場所を複数確認

□地震保険に加入

 

まとめ:ハザードマップで区の違いを知ろう

新潟市4区のハザードマップについて徹底比較してきました。

西区の五十嵐・寺尾地区(海抜20m以上)は、洪水・津波・浸水・液状化のすべてのリスクが低く、新潟市で最も安全なエリアです。

中央区・東区・江南区の低地エリアは、すべての災害リスクが高く、ハザードマップの確認が必須です。

東区は海抜10m以上のエリアがわずか2.9%、江南区は0%で、高台がほとんどありません。

中央区は信濃川河口、東区は阿賀野川河口、江南区は両河川に挟まれ、洪水・津波のリスクが非常に高いです。

1964年新潟地震では、中央区で川岸町アパートが倒壊し昭和大橋が落橋、東区で新潟空港が冠水しました。

1998年豪雨では、中央区で1万棟以上が浸水し、排水機場のポンプ故障が被害を拡大させました。

ハザードマップは、新潟市公式サイト、にいがたeマップ、区役所で入手できます(2025年8月1日更新)。

住まい選びでは、ハザードマップで災害リスクを確認し、リスクに応じた対策を実施することが重要です。

住まハザでは、新潟市全540町名の災害リスク情報を無料で検索できます。あなたの気になる住所を今すぐチェックして、安全な暮らしを実現してください。