新潟市西区の過去の災害|1964年新潟地震の液状化被害と教訓
新潟市西区でマイホームの購入や賃貸を検討している方、またはすでに西区にお住まいの方にとって、過去の災害から学ぶことは非常に重要です。
2025年12月8日、青森県で震度6強の地震が発生し、津波警報が発表されました。災害は繰り返されます。
過去の災害を知ることで、将来の災害に備えることができます。
この記事では、新潟市西区の過去の災害を詳しく解説し、1964年新潟地震の液状化被害と教訓をご紹介します。

新潟市西区の主な過去の災害
新潟市西区は、過去に何度も災害に見舞われてきましたが、高台エリアでは被害が比較的少なかったという特徴があります。
| 災害名 | 発生日 | 規模 | 西区の特徴 |
|---|---|---|---|
| 新潟地震 | 1964年6月16日 | M7.5、震度5 | 高台は被害少、低地は液状化 |
| 8.4水害 | 1998年8月4日 | 265mm/日 | 越後線路盤流出 |
1964年新潟地震【西区の被害】
1964年6月16日13時01分、新潟県下越沖を震源とするM7.5の地震が発生しました。
地震の概要
- 発生日時:1964年6月16日13時01分
- 震源:新潟県下越沖、深さ34km
- マグニチュード:7.5
- 最大震度:5(新潟市、山形県など)
- 被害:死者26人、住家全壊1,960棟、半壊6,640棟
西区(当時の坂井輪・内野地区)の被害
西区は新潟砂丘の地形により、エリアによって被害が大きく異なりました。
①高台エリア(五十嵐・寺尾・内野地区)の被害
海抜20m以上の砂丘高台エリアでは、建物被害が非常に少なかったと記録されています。
坂井輪地区は1960年代から宅地開発が進んでいましたが、新潟地震での被害は軽微でした。
地震後の復興でも、坂井輪地区の被害の少なさが注目され、さらに宅地開発が加速しました。
1975年に新潟大学が五十嵐キャンパスに移転したのも、この地域の地盤の良さが評価されたためです。
②低地エリア(小新・青山・大野町)の被害
海抜が低い小新・青山・大野町周辺では、液状化被害が発生しました。
砂丘間低地では、地盤が緩く、液状化のリスクが高いエリアです。
新潟空港(当時は西区に隣接)では、滑走路が津波と液状化により冠水しました。
③新潟砂丘の特性
西区の新潟砂丘は、砂丘の尾根部分と砂丘間低地が交互に並ぶ地形です。
砂丘の尾根部分(五十嵐・寺尾など)は地盤が固く、液状化リスクが低いです。
砂丘間低地(小新・青山など)は地盤が緩く、液状化リスクが高いです。
この地形の違いが、西区内での被害の差を生み出しました。
1964年新潟地震後の西区の発展
新潟地震を契機に、西区の高台エリアは安全な住宅地として注目されました。
坂井輪・内野地区の宅地開発
1960年代から1970年代にかけて、坂井輪・内野地区で大規模な宅地開発が進みました。
新潟地震での被害が少なかったことが、この地域の安全性を証明しました。
中央区のベッドタウンとして、人口が急増しました。
新潟大学五十嵐キャンパスの移転(1975年)
1975年、新潟大学が五十嵐地区に移転しました。
海抜約25mの高台に位置し、液状化リスクが低いことが評価されました。
大学移転により、五十嵐地区は学生街として発展しました。
越後線の全線電化(1984年)
1984年、越後線が全線電化され、西区の交通利便性が向上しました。
内野駅・寺尾駅・小針駅周辺の開発が加速しました。
1998年8月4日豪雨(8.4水害)【西区の被害】
1998年8月4日、新潟市を中心に記録的な豪雨が発生しました。
豪雨の概要
- 発生日:1998年8月4日
- 24時間降水量:265mm(新潟市、観測史上1位)
- 1時間最大降水量:97mm
- 被害:死者2人、床上浸水2,560棟、床下浸水15,134棟
西区の被害状況
西区では、越後線の小針駅~寺尾駅間で線路路盤の一部が流出しました。
災害の後もしばらくの間、徐行運転を余儀なくされました。
低地エリアでは浸水被害が発生しましたが、高台エリアでは被害が少なかったです。
高台エリアと低地エリアの違い
五十嵐・寺尾地区(海抜20m以上)では、ほとんど浸水被害がありませんでした。
小新・青山地区(海抜が低い)では、浸水被害が発生しました。
この豪雨でも、新潟砂丘の高台エリアの安全性が証明されました。
過去の災害から学ぶ教訓【西区】
過去の災害から、西区に住む上で重要な教訓を学びましょう。
教訓1:地形による災害リスクの違い
西区は新潟砂丘の地形により、高台エリアと低地エリアで災害リスクが大きく異なります。
五十嵐・寺尾地区(海抜20m以上)は、液状化・津波・洪水のリスクが非常に低いです。
小新・青山地区(海抜が低い)は、液状化・津波・洪水のリスクが高いです。
住まハザで自宅の海抜と災害リスクを必ず確認しましょう。
教訓2:高台の安全性
1964年新潟地震でも1998年豪雨でも、高台エリアの被害は少なかったです。
海抜20m以上のエリアは、ほとんどの災害から安全です。
西区の高台エリアは、新潟市で最も安全な住宅地の一つです。
教訓3:砂丘間低地のリスク
砂丘の尾根部分は安全ですが、砂丘間低地は液状化リスクが高いです。
西区内でも、エリアによって災害リスクが大きく異なることを認識しましょう。
教訓4:新潟大学移転の意味
1975年の新潟大学五十嵐キャンパス移転は、この地域の地盤の良さを証明しています。
海抜約25mの高台で、液状化リスクが低く、大規模施設の建設に適しています。
西区で災害に備えるために
過去の災害の教訓を活かし、今すぐできる備えを始めましょう。
高台エリアにお住まいの方(五十嵐・寺尾・内野など)
□地震への備え(家具の転倒防止、非常持ち出し袋の準備)
□地震保険への加入
□避難所の確認(地震時の一時避難場所)
低地エリアにお住まいの方(小新・青山・大野町など)
□液状化マップで自宅のリスクを確認
□津波避難ビルの場所を確認
□洪水ハザードマップで浸水想定を確認
□地震保険への加入
□豪雨への備え(側溝清掃、土のう準備)
全エリア共通
□住まハザで自宅の海抜と災害リスクを確認
□家族で避難場所を共有
□非常持ち出し袋を準備
□防災訓練に参加
まとめ:西区は高台エリアが最も安全
新潟市西区の過去の災害について解説してきました。
1964年新潟地震では、高台エリア(五十嵐・寺尾・内野地区)の被害は非常に少なく、低地エリア(小新・青山地区)では液状化被害が発生しました。
新潟砂丘の地形により、海抜20m以上の高台エリアは液状化・津波・洪水のリスクが非常に低いです。
地震後の復興で、坂井輪・内野地区の宅地開発が加速し、1975年には新潟大学が五十嵐キャンパスに移転しました。
1998年8月4日豪雨でも、高台エリアの被害は少なく、低地エリアでは浸水被害が発生しました。
西区は高台エリアと低地エリアで災害リスクが大きく異なり、高台エリアは新潟市で最も安全な住宅地の一つです。
住まハザで自宅の海抜と災害リスクを確認し、エリアに応じた災害対策を実施しましょう。
住まハザでは、新潟市西区の災害リスク情報を無料で検索できます。あなたの気になる住所を今すぐチェックして、安全な暮らしを実現してください。